『響き終わるメロディ』

  •   -- 2022-06-28 (火) 01:16:22
  •   -- 2022-06-28 (火) 01:16:19
  • 須臾。ファムの叫ぶそれは、一瞬よりも刹那よりもなお短き間。時を執拗に刻み続けたとしても、はるか先の彼方に辿り着けるただひとつの境地。
    だからこそ、届く。だからこそ、切り裂ける。孤独な神の悲鳴を断って、歌が、皆の鼓動が、旋律が響き渡るように。
    そうして竜に乗るものが、竜を纏う。テンバーは悪神の力をも内包し、数々の学びを根幹として力にする空を駆ける竜は音をも追い越して飛ぶ。
    理を観る男は、やはり、正しい。そう、結局は狂神の謳は音だ。それを超えれば追いつけず、広がり切る前に対処すれば被害を最小限に食い止められる。
    圧倒的なマナ量。バルターがかき集めたそれはあまりに圧縮されその属性を一刻一刻と変える。そうして空間をも崩壊させた輝きは、黄金に。天に在りて、地を統べんと。
    戦慄すべき処理能力で貫いたという結果を演算しきって放たれた流星は、本当の落ちる星の如く。フェルマータは訪れる。既にその結果は終わっているのだから。
    そうしてディノクが、己がかつて天に舞わせた竜体を取り戻し、その高らかなる輝く肉体を憎しみの歌へと浸す。文字通りに、文字通りに竜は神の嘆きを受け止める。
    そして、光が、生まれる。それは、祖なる力。世界を生み出した偉大なる力。闇を消し飛ばし照らし上げるその光は悪神の謳を押し返していく。
    ゴルジャが嘶いた。気のいい、でも少しひねくれ者の馬が、もしかしたら初めて馬として、背に乗せた友へと純粋な激励を与えた。
    ならば、戦士として、友として。ニコが、吠えた。ありったけを、魔力以外の、意思を、誇りを、そしてなによりも意地を込めて神打つ鉄塊が飛ぶ。
    そして黄金の刃持つ異世界の狂戦士は、家族や友から受け継がれてきた技でなく。彼だけの、彼自身が生み出した一つの業を生む。
    それは、未来へと繋ぐ技。きっとそれを使う彼は…未来へと続くのだ。愛する凰に寄り添う、鳳のように。ならばそれは…能わず首を断つだろう。
    そうして、オリヴェールによるもう一つの歌は響く。それは、神と人とに並ぶ、竜の歌。残酷な世界の名を冠する、しかして全てを喜び讃う、黎明の歌。
    だからこそ、響く。だからこそ、届く。呪い断つ白亜の刃によって生命を讃歌するそれは憎しみの歌を正しく切り払っていく。
    4'33'の世界。何者もが能わず止まり音を失うようなそんな世界の中。それでも鼓動は響く。それでも思いは動く。再動し、再振し、再臨する。
    何故ならば、カーラという女性こそは、そんな女だから。どんなに辺りが冷たくあろうともその中で熱を持てる、熱い熱い女だから。だからこそ、その炎は、巨人を、焼く。
    ソフィーアの歌もまた、響く。勇ましいその歌はメロディに乗って。騎士である彼女の父が歌う、戦う者たちへの歌。それを娘である彼女が、しかし勇ましく謳い上げる。
    それもまた、楽師の力となる。その身を僅かながらに癒やし、そのマナが魔力をほんの少し回復させ…反対に、悪神へは身を打つ雷撃を与えていく。

    刃が、竜が、星が、光が、拳が、剣が、炎が、雷が、そして…少女達と竜の歌が、狂気たる神の闇体を打つ。
    全身を砕かれ、その中核たる赤黒い大きな心臓も、戦士たちの攻撃の負荷に真っ二つに割れ、
    大地へとぼとりと落ち、その役目を終え鼓動をゆっくりと止める。
    人界へと顕現した悪なる神は、その闇体の躯体は虚空へと消えていく。崩壊していく巨人の姿。その力もまた霧散し、消滅する。
    斯くして新しき獣の思いは届く。そのマナが、その中で楽師の歌を繰り返し、繰り返し響かせている。彼を、送るように。
    …その消え去っていく巨人の身体の跡に、薄ぼんやりとした何かが降りてくる。両手で抱えられそうな程の何かが。
    それは、赤子。薄い墨絵で描いたような、ほぼ全ての力を失った悪神が作り上げた、人の原初の姿。
    …しかし、それは断末魔でさえもない。マッチの火をつける程度の初級魔術さえも発動させられないくらいの弱い力。
    もはや消えゆくしか無いただの幻のようなものだ。
    -- 2022-06-27 (月) 01:21:44
    • (古戦場を劇場とし、神なる者と人々の作り上げた公演は終わった)
      (楽師は強い喉の痛みと違和感に耐えながらふらふらと悪神の消えゆくそこへ歩みゆく)
      (下りてくる赤子に手を差し出し、ゆっくりと受け止める。重さの全く無い、幻のようなそれを)
      ………願わくば…。君にも、いつか「幸せ」を。
      (静かに、その霞のような悪神であったそれを下腹部に寄せあやすように抱き…腕が自身を抱きしめれば、赤子は消え去り)
      (そして……─────舞台の、幕は下りた) -- フルラ 2022-06-27 (月) 01:23:03
      • (翼から炎を噴き出し急制動、滑るように着地すると炎の鎧を解除する)はぁぁ・・・流石に疲れたなおい・・・
        ・・・終わったか・・・(フルラの抱く赤子が消えていくのを静かに見守っていた) -- テンバー 2022-06-27 (月) 01:33:31
      • (居合と、魔眼と、今までの自分その全てを注ぎ込んだ技を放ち終えて着地した時には全身から力が抜け落ちて)
        はぁぁ、ようやく終わりましたか…えぇっと……いえ、戦士は黙しておきましょう。戦いは終わった、あとの胸に残るのは本人のみぞ知る、ですね
        (その場にへたり込んだまま、鞘に納められた剣を抱くようにして) -- 刀夜 2022-06-27 (月) 01:41:11
      • 🐴\かみさまも大変だよな。オマエらがうらやましくても混ざれねーんだぜ、神だから/ ……そーデスネ。神様デスカラね(こいつの解釈はともかく、最期に見えたあの姿は……)
        🐴\ま、最後の最後に美人の腕で看取られたんだ。かみさまも満足だろ。おいチビ帰りにリンゴ買ってこーぜー/……いや、オマエ終わったからってそんなさっさと……こーらー!
        🐴\うるせー!おれさまはしんみりした空気とクモが嫌いなんだよー!/ちょ、てめ…!すいまセンボクあいつ追っかけなきゃなノデ!お疲れ様デシタ!
        まてこらぁぁぁぁ!!(ぺこりと頭を下げ、さっきまでバテバテだったとは思えない軽快な走りのうまを追っかけてった) -- ニコ 2022-06-27 (月) 01:42:01
      • (巨大な竜がその最期を見下ろす、ただただ冷静な瞳で。慈悲は無く、哀れみも無く、古きものの終わりを見届ける)
        それがテメエの最後の想いか、神としちゃあ0点だな。だがこの世界に在るモンとしちゃあ満点だ
        哀れとは言わぬ、愚かとも言わぬ。ただ神の在り方は汝の存在には苦しか無かっただけだ、…ステラの言葉曰く魂は巡るという
        (ボロボロの状態でよっこらせと竜が歩き出せば落ちた心臓を喰らい始める)おうカーラテメエも喰っとけ、神の心臓なんてなぁよっぽど貴重だぜ?
        ついでにオレ等で喰っときゃあ次の憎しみを歌う神も産まれまいよ、その魂の行き先は少なくとも同じモンじゃなくなる
        (あぐあぐと神の心臓を飲み込んだ)…いやぁ訳が分からねえな憎しみ、熱のようでいて物悲しさもある妙な味わいだ
        …次に産まれてくる時は善い歌を歌うといい、そうすりゃあオレもこの世を滅ぼさねえかも知れねえぞ
        うー…(竜が何か呻いたかと思えば輝きと共に縮んで人の形となり蹲る)神の歌ってなぁ砕けた魂と折れた骨と内臓に響くぜぇ… -- ディノク 2022-06-27 (月) 01:44:33
      • (ディノクに勧められ――金と黒の鳥が狂音の神の心臓の傍に降り立ち、啄み始めた。)
        (カーラは黙して語らず。世界をただひたすらに憎んだイグナディオムに、過去の自分を重ねる。)
        (そして一方で、憎んだものを寂寞に、永遠の停滞に捕えようとしたイグナディオムと自分とは、やっぱり違うななどと、ぼんやり物思うのだった。) -- カーラ 2022-06-27 (月) 01:57:14
      • (各々が持てる力を発揮して、それを結集し臨んだ戦いは……静かに幕切れを迎えた。神より人へ、時代の変遷の先触れにもなりうる一戦であった)
        (奇妙な脱力感を覚えながら、フルラが赤子の影を抱く様を眺めてーー近しい人を、守れたことを改めて実感する)
        よかった、本当に……いちち……(ナイフを突き刺した手の痛みで、ぼんやりとした思考が醒める)
        ……母さんみたいな人、増えてほしくないもんね(小さく独りごちて戦場を後にした) -- ソフィーア 2022-06-27 (月) 02:08:34
      • (古き神が消え去るの、赤子となるのを見守って)
        (その赤子がフルラに抱きしめられ…消えてゆくのを見守った)
        届きましたよね、きっと。

        (そのあとは傷を負った人に治癒を試みた後、帰った) -- アルベルティーナ 2022-06-27 (月) 02:51:20
      • …(立ち往生。白目を剥いて気絶していたファムが、意識を取り戻すと…赤子?)
        なんだ?!どうなった?!…フルラ、アイツ…?(意識を取り戻したエースが周囲をきょろきょろと見回す、どうやら…終わったようだ。と気づくと一安心)
        神殺しもレアですけどお。神産み。っていうのはもっとレアな気がしますぅ。(新たな何かが産まれる気配、予感、素直に祝福するキャルは『自分のおかげで新しい神が生まれる』と都合のいい解釈中。)
        ……僕たちは、掴み取った。(僕たち、今度はここに集まった人々だけではなく、やがて生まれてくるだろう新たな生命、かつて悪神だったもの。それも含めて、何かを得た。それを確かめるように天に右手を掲げ、握り締めた。) -- ファム 2022-06-27 (月) 18:46:03
      • 竜核疑似顕現、終息。……ああ、身体が悲鳴を上げている(白亜の刃を片手に、戦場の様子を確認する)
        だが、何とかなったようだ。フルラも無事、か。……(最後に残り、そして消え去った赤子はやがて? いや、今は気にするまい)
        (全てを憎み、全てを滅ぼして静寂のうちに鎮めんとした神は)
        (少女の歌と、それに共鳴した者たちに打倒された)
        (幸福と祝福を与える少女の歌は――きっと、あの悪神にも届いたはず。そして、やがて生まれ直したそれをも、彼女は言祝ぐのだろう) -- オリヴェール 2022-06-27 (月) 20:40:08
      • (息をつき激闘に傷んだ身を休める者たち、戦いを終えれば役目を終えたとばかりに去る者たち)
        (勝利の報酬とばかりに食らう者たち、傷を得、傷を癒やし場を後にする者たち、形の無い何かを掴んだ者たち)
        (身を軋ませながらも、想いを巡らせ遠くを見る者。そんな、一つ一つの、大切な大切なフレーズ)
        (それがもたらしたストレイン。音楽は鳴り続ける。命ある限り、この空の続く限り、どこまでも)
        ……みんな、ありがとう。
        (楽師はお腹を抑える手を、しばしじっと何か思うようにしていたが、ふっと顔をあげ、満面の笑みを見せて仲間へと)
        (そうだ、終わっていない。これからも旋律は響く。人は続いていく。幸せの音色はだからこそ在る)
        (そして……─────次の舞台の幕は上がる。響き合うメロディ。それを…開演のベルとして) -- フルラ 2022-06-28 (火) 01:16:08
  • プレイグが、シリウスが抑えきれなかった散らばったルモーネが近づく城砦の周囲で影のように舞う。それは黒い悪音たる魔物よりもなお暗く、疾く。
    城砦へと取り付かんとしていた魔物たちは暗闇に舞う刃に霧散する。当然だろう、その中で彼以上に上手くモノを殺せる存在など居ないのだから。
    斯くして、ソフィーアへの精神攻撃は成らず。胃液を吐き散らし、傍目からは無様としか言いようのないその姿。だが、だが。
    己へと刃を突き立てる覚悟。不断の意思。それが禍音を跳ね除けて…戦場へ、その一人の確たる戦士たる意思を強く、広く、広く。
    バルターがまた、マナを集める。各々方の戦いで空間に満ちるマナの力は膨大だ。それをまるで風呂桶から栓を抜いたがように収集し、蒐集する。
    そして愚民への御叱りの声と共に、防護障壁が戦士たちへと飛ぶ。それはソフィーアの障壁と重なり、皆を護るだろう。
    輝きは、そこにある。オリヴェールの、かつての大帝国を築いた偉大なる竜の似姿が放った、終末の訪れを否定した力が竜ならず人の身にて放たれる。
    恐るべきは輝く竜核の力。擬似的な顕現にてその力は絶大。球体の放った破壊的な波動を全て吹き飛ばし、悪神の闇体へと突き刺さり残る腕を吹き飛ばした。
    そうしてファム、エース、キャルが、再演たる闇体の魔族の魔術を白銀の光と共に、各種の卓越たる魔術で微塵へと散らしていく。
    エースが力こそは暴力とでも言いたげに強引にねじ伏せ…そして、ファムが憎しみの塊を虚無へと返し…彼女の、皆の未来を繋ぐ。
    ディノクの言葉は、咆哮は、届かない。届かないが…その屹立たる意思は雷として。イグナディオムへと響き、揺らしていく。
    機竜たる黒き光と、魔竜たる炎。それは…彼の力、彼の道。天と悪神を繋ぐそれは地へと神を繋ぐ道。その身を包むかのような激雷にほんの僅か、だが叫ぶように全身を震わせた。
    偽物の黄金が真なる黄金に受け止められる。そうして僅かに響く、狂戦士の謌。ソフィーアの歌を、カーラの歌を、楽師の歌を。思い共振した、そんな静かな歌。
    だが、それもまた禍音を僅かに正す。全くもって黄金足り得ぬ闇色の刃はかき消え、その内で……狂戦士は嗤った。
    そして一頭の馬と、一頭の狐は笑う。空間を満たす禍々しき音色などなんのその。そんなものは笑いと共に吹き飛ばせばいいのだと言いたげに怒りながら、呆けながら、
    球体が放った巨大な拳と蹄をまるで障害物レースをこなすかのようにひらりひらりと駆け、走る。それは人馬一体を越えた戦士一体。口争いながらも見事に凌いでいく。
    しかして黒鳥は令嬢を貫いた。それは能わず彼女の胸へ刺さったが…大胆不敵、令嬢は笑いながら歌いつづける。それは、友を思う歌。かつて…友を食らい、身の内へ宿したものの歌。
    そして、鳥は飛ぶ。仲睦まじい友人のように、比翼連理の鳥のように。その翼を広げて空の先へ、狂った神の…一人っきりの悪神の元へ。
    迫る黒き炎。しかし彼の、風体に似合わぬ、しかしてその本質を見極め判断できる稀有の才、それを見出した不世出の師。だからこそ出来る、魔術ではない、しかして世界の真実に迫る吐息。
    テンバーは、正しい。流れを正しく理解し、正しく干渉し、正しく放出する。それは、歪な、歪みきった狂い神には到底理解できぬ理。だからこそその背を打つ。

    悪神は腕を失い、背を抉られ、動きを止めた。そうしてゆるりと後退し、戦士たちをまた観察するように睥睨する。
    その視線には、憎しみ、ほんの僅か弱まる。それは、迷いにも見え、未だ生命の鼓動を止めぬ戦士たちの熱き音色の旋律にか。
    それとも自らの狂った禍音をほんの僅かにだが正し、整えた楽師と仲間の歌声にかを思わせる。
    しかし、しかし。憎しみ以外の感情を全て捨て、そうあれかしと定められた根本存在定義の狂気へと逆らった狂鳴の神には、
    困惑も恐怖も躊躇も無い。止まらぬならば、それ以上の憎しみでその旋律を上書き掻き消し止めるまで。
    そうして悪神はその口腔をゆっくりと開く。それは、悪夢の中の光景。人の形をした、人でない真なる魔が見せる、それ。
    眼と同じく虚無の虚ろをそこへ置いたような、闇よりも昏き孔が開く。力が、高まる。憎しみが、高まる。
    そして、悪神は、謳った。

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    ███─▓─██─█████▓─███─█─█─█████▓███▓██─███─███▓─█─██████▓████─▓██─▓███
    ██─▓█─█─██▓─█─▓██████─▓██─▓█████▓████▓─██▓─▓▓██─█▓██─████─████▓─████
    ██─███─███▓─█─██████▓████─▓██─▓█████▓███─█─███▓██─▓███─█─██─▓██─▓███

    憎界の狂謳<オディオ・カンツォーネ>。世界を滅ぼすだけでは足りぬ。その全生命、全物質、全存在を憎しみ抜き、
    原子の一欠片でさえも震わせぬ音なき世に堕とす。そう、全てを止めてしまえば、もう、憎しむこともしなくていいのだから。
    静寂を、沈黙を。狂った音を撒き散らす存在が、憎悪という想いを糧に願う、願いの形さえも取れない、唯一のそれ。
    この戦場でただ一人。神の贄たる少女が祈った、そんな意識さえできぬ、淡い願い。
    …ただ、寂寞を。憎しみをぶつけるだけしか出来ない神の、そんな謳。
    -- 2022-06-27 (月) 00:03:42
    • (曲の間奏の間。音にならぬように抑えた手に血を吐き出す。べっとりとそれは掌を朱に濡らす)
      (痛みが酷い。喉が焼けるようだ。息が続かない。そもそもが立っているのも辛い。上げている手が鉛にしか思えない)
      (それでも止められない。止めることはない。出来ることを、やるだけ。せめて戦う彼らに鼓舞を)
      (そこへ、アルベルティーナの暖かい温もりが、腕から感じられる。そこから感じる、彼女からの優しい力)
      (自由を、彼女だけの道を自身で選び、得た、新しくも…力強い力だ。だからこそ…それは楽師への力となる)
      (ああ、そうだ。違う。できることをやるだけではない。私は、歌いたいのだ)
      (幾人かに言ったその言葉が、自身の中に蘇る。一つ、頷く。ならば残る全てを振り絞ろう。私は、歌おう)
      (そして、楽師は、歌った)

      耳を澄まそう 震えを感じよう
      あなたの胸の中にある鼓動が あなたを進めてくれる

      耳を澄まそう 揺れる波に触れよう
      あなたが声にするそれは あなたを導いてくれる

      耳を澄まそう 響きを受け取ろう
      あなたの心のストレイン 遥か彼方へ届け

      (少女は、歌う。全てを祝福するように。それは何もかもを。誰もを、讃えるように)
      (ほんの少し寂しげに。それでも…柔らかい笑顔を浮かべ、歌を歌い上げた) -- フルラ 2022-06-27 (月) 00:05:51
      • ヤロウ最後っ屁ってワケかぁ?上等だ、まとめて虚無の先のその先までブッ飛ばしてやろうぜ!!(いまの自分たちは上位の存在、次元の違う相手を殴る手段を得た、恐れることはない、イグナディオムの呪いごと無に還すべきだとエースは言う。)
        そうですねぇ、神殺し。っていうのもハクがついていいと思いますよぉ。やるべきですねえ?(エースが言うことに嫌にすんなり従うキャル、張り付いた笑みのままだがその真意は…?)
        ……違う。(だがここで、またしてもファムは違うと言い出す、その根拠は?)あれは、神代からの呪いであり、剥き出しの憎しみであり…悲鳴だ。(イグナディオムは悲鳴を上げている。ファムはそう言う。)
        あァ?……そーいうコトかよ?…だったら、やる事は一つだよなあ?(エースはファムのやりたいことに勘付いたらしく、凶悪な笑みを浮かべて。)
        ああんもう、どうしてこういうときだけ察しがいいんでしょうねえ〜?(取り返しがつかないほうに誘導したつもりが、エースとファムは引っかからない様子、じゃあプランB、満場一致で行うのは。)
        フルラの歌を、届ける…(祝福の歌、凡ての存在に向けられたそれは対象に例外はないはずだ。ファムたちはそう判断し…須臾に再び、自らの腕から溢れ出す白き光子の鮮血、フォトンブラッドを流し込む。)
        須臾(フェムト)…!(その名を呼び、須臾の真の力を開放する、一瞬だけでもいい、その一瞬を切り取り、世界に無理を通す。悪神の悲鳴を抜けて、祝福の歌が届くように。)
        (白く輝く光、闇夜を切り裂く灯台のように天のその先にまで光を迸らせる白銀の剣を縦一閃、真っ向唐竹割り。呪いを、憎しみを、悲鳴を断ち切るために振り下ろした。) -- ファム 2022-06-27 (月) 00:28:34
      • はっはぁーっ!通ったぞおぉい!(なんてテンションが上がっていたが)・・・っと・・!?(流石に一切消耗無しとはいかない、くらりと足元が揺らぎ・・・)
        やっべ・・(イグナディオムの憎界の狂謳が響く、せめてもう少しでいいから、呼吸を整える余裕が欲しい)
        (そんな時、歌が聞こえてくる)・・・・・・っへ・・・・こんな時に歌かよ(思わず笑ってしまって・・・)
        (顔を上げた時には・・・)
        (その瞳には闘志が蘇っていた)
        (テンバーの体が足元の小竜の内側に消える・・・そして)らぁぁあぁぁ!!(炸裂、剣から放ったマナと炎を押し固め、尾と翼を持つ炎の鎧と成す)
        (大気を蹴り、翼から炎を噴出させながら、高速で空を駆ける)
        (イグナディオムの歌・・・あらゆる命を、あらゆる物を、あらゆる存在を崩壊させようとする音・・・だが音は音であるがゆえに広がり、拡散し、遠くまではなかなか届かない・・・そして何より、空気に頼る)
        (魔術で呼吸を確保した上で遥か上空を大きく旋回・・・充分な距離を取り加速をすると)
        ・・・!(空気の壁を突き抜ける爆音と共に、流星如き勢いでもって突撃する) -- テンバー 2022-06-27 (月) 00:29:28
      • (短杖を連結して、槍とする。光は収束し。超高密度のマナが空間を軋ませる。)
        (その刃は、白から赤、赤から黒、黒から青と段々に色が変わり…ついに無色になり見えなくなった。)
        (高圧のマナで空間が砕け、ついにはその光は黄金となって眩い輝きを得る)
        (気付けばその姿は、地上になく。転移した後で。)
        (遥かな空に。)

        その頑是ない嘆き…聞くに堪えん。不遜なる憎しみよ、裁定を下してやろう。
        (謳うフルラを遥か地上に見て、笑い。そして憎界の狂謳を睨む。)
        この世界には歌があるべきだ。
        (黄金の槍が、地上からも眩く見える。星の様に輝く。フルラの歌を祝福するように。)
        逆理演算
        貫くものよ、終止符を穿て(Brionac fermare)
        (流星の様に。悪神の核に目掛けて。天から点を穿つ様に振り下ろされる。) -- バルター 2022-06-27 (月) 00:32:40
      • (イグナディオムが口を開けると同時に男の身体も輝きと共に膨れ上がりその黄金の竜体を晒せば前へと躍り出る
        それがテメエ自身の歌かッ!おおっ悪かぁねえッ!憎しみの中に込められた僅かな孤独への願いが良い色合いを見せていやがらぁッ!
        (その滅びの歌声の中竜の身体もジリジリと滅びていく、即座に滅びないのはかつて世界を永遠のモノとしようとした機竜によるものか、不死生命と化した炎龍か)
        (それとも男自身の空の如き在り方によるものか、定かではないがしかしそれに抗い受け止め竜もまたその口内より対となるような光を生み出す)
        ならば返歌だッ!テメエにフルラの想いをくれてやるッ!オレ流だがなぁッ!
        (竜の口にどんどんと光が溢れていく、滅びていく筈のそれはしかし憎しみに抗いただただ純粋なモノとして育っていく)
        (天の竜の至りし創世の儀、宇宙が産まれた直後の光、そこで踏み止まっていた竜はしかし文明の果てへと至った竜と究極の熱持つ竜を取り込み更に一歩踏み出した)
        始まりに光と闇在りきッ!テメエもその一つだッ!!!(汎ゆる可能性を秘めた桁違いの熱量の光をその歌へと吐き出す)
        (全てを否定するモノへの対の光、創世の光は…だがこの竜がフルラに語った通り正負に於いて押し負けるだろう、だがこの場に居るのは己だけではない) -- ディノク 2022-06-27 (月) 00:38:09
      • ……ほら、なんとかなったデショ?🐴\ブハー……ブハー……お゛、お゛ぉ゛。おめーはしょーもないチビだがおめーの仲間はスゲーな…/(走りっぱなしでゴルジャもバテバテだ!)
        ほらゴルジャ、ぜーぜー言ってたらもったいないデス。歌姫のこの日限りの渾身のステージデスヨ?🐴\あ゛ー……疲れた身体にしみるぜぇ……もうひとつのきったねー声も聞こえなくなるな…/(うまもうっとりさせる至上の歌声だ!)
        あーゆーノハ「聞くに堪えない」とゆーのデス。ボクちょっと止めてきマスネ🐴\まじか。さっきの発破で魔力あんま残ってねーだろ、うまにもわかるぞ/
        ……あんな歌声で激励されて奮い立たない戦士なんていマセン。そゆことデス🐴\じゃあしょうがねーな/ ハイ。しょーがないのデス(しょうがない)
        🐴\しゃーねーな、そんじゃおれさまからもおめーらに激励ひとつくれてやるよ/ へ?(この傲岸不遜の塊が…激励?)
        🐴一度しかやらねーからな……(すぅー)\ひひぃぃぃぃぃぃぃん!!!!!/(あらん限りの声で高く高くいななきを上げるゴルジャ!うまのいななきはすなわち開戦の狼煙、鬨の声!)
        🐴\おら気合はいっただろ!いってこいクソチビ!/ ……ありがとーゴルジャ!オマエサイコーのうまデス!(友の激励を受けきつねが駆け出す!)
        (走りながら手になけなしの魔力を貯め、うにょうにょした魔力塊を作り出す。この見た目も食感もパスタそっくりの魔力塊は、ニコの意思によってある程度自在に属性を、姿かたちを変えられる)
        うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ………!!(雄叫びを上げながら走るニコの手のひらから溢れ出るパスタは……もはやニコの半身を埋め尽くさんばかりの量と密度を備えうにょうにょしている!魔力切れ?そんなものは闘志で補え!)
        くらえカミサマぁぁぁぁぁ!!!(走りながらパスタをまとった拳を大きく後方へ引き)
        鉄の(くろがねの)!!(パスタが黒光りする巨大な拳へと変性し!)拳骨(ごっどはんど)ぉぉぉぉぉぉ!!!(振り抜かれたニコの拳から魔力推進で巨大な鉄塊がカッ飛ぶ!!) -- ニコ 2022-06-27 (月) 00:42:53
      •  (耳に聞こえてくる音は掠れ今にも消えてしまいそうだった)
         (だが音楽を愛する彼女はきっと止めない)
         (今この瞬間、ようやく歌えるようになったあの人なら、死の間際まで歌い続けるという確信がある)
         (最も、その瞬間は来させない。何故ならば)
        ボクがいて。仲間がいて。打ち倒すべき敵がいる。
        イグナディオム討伐依頼。情報信頼度◎◎◎◎◎(確実な情報)
        難しい仕事じゃない。ボクらならやれるはずだ
        ……とでも言いましょうかね
         (肩を竦めて微笑する、その動きを覚えたのは何時だったか、父が話してくれた堅物のバケツのような兜をかぶった戦士で)
         (この世界の冒険譚を、いつかきっと自分も誰かに伝えようと思う)
         (差し当たっての問題は、目の前の存在が打ち放つ音だ)
         (不快で耳障りで美しさの欠片も感じられないその音に、剣を握る力を少しだけ弱め)
        視界を斬る技は父のモノから兄やボクに受け継がれる技で
        魔槍はボクの友人から借りた技だ
        だから…そう、フルラさんの歌があって、カーラが見ていて、ディノクが共に暴れてくれていて
        あの日を共に戦い抜いた友がいて………こんな時だからこそ。ボクの、ボクだけの技を使おうと思う

         (黒結晶が黄金の輝きを反射して煌めく中、静かにイグナディオムの肩へと着地する)
         (肩から頭部を見ても、首が疲れてしまいそうな存在を前に、戦意を身体から徐々に抜いていく)
         (脱力したまま黄金剣アステールを、夜明けを切り開く戦士の相棒を鞘にしまい、腰に構えた)
         (黄金の輝きは鞘に納められても失われず未だ健在で)  (本能の赴くまま、快楽が導くまま、殴って殴られ斬って斬られて、戦いをただただ楽しむ事に技など不要)
         (そんな狂戦士はしかし、たった一つで良い。自らも次に伝える技を生み出そうと考え)
         (跳んだ)
         (鍛え抜かれた身体能力はイグナディオムのその、顔のある部分に正面から近づいていく)
         (憎界の狂謳が視界に映り込む、このままではきっと真っ先に飲み込まれてしまうだろう)
         (だが己は欠片程もうろたえず、その禍々しき音が視界いっぱいに映り込んだ瞬間、鞘から剣を抜き、斬りつける)
         (東国では居合と呼ばれるその技術を模した一撃は、人の眼に映ること叶わず)
         (その一撃はただ、黄金の輝きが一筋の光となって尾を引く様にしか認識できない)
        名前はまだ決めていません、これからきっと何度も使う事になりますから
        そうですね…まずはフルラさんのアンコールでも聞いて、それから考えましょう
         (その一撃は憎界の狂謳を切り裂き、その向こうにいるイグナディオムの首に当たる部分を両断し、輝きは確かに悪神の身体を突き抜けた) -- 刀夜 2022-06-27 (月) 00:44:27
      • (悪神の憎謳が響く。少女の歌が終わる)
        (だが、その祝福は遍く命のすべてに届く)

        君の紡ぐ幸せの唄が、私の胸にも響いた。
        だからこそ私も歌おう、この残酷で意地悪で、けれど素晴らしき世界のために。

        (朗々とした詠唱は、受け継がれた竜態に眠る記憶、かつて神の代に歌われた歌曲の一部)
        (悠久の時の裡に逸失した創世賛歌。世に在る全てのいのちを言祝ぐ歌)

        遍く命の息吹を受けて 輝く龍は黎明に歌う
        戦うものも和するものも 善きものも悪しきものも
        全ては彼の子であるから みなはらからであるから
        ことごとくみな 祝福されてある
        さあ、万物に向け 夜の帳は開かれる
        今こそ頌え 喜びの歌を

        (術式は完成する。かつて夜闇の呪いを払った白亜の刃を指揮棒にして)
        (そこに秘められた生命を繋げる力を、祝福として)

        黎きを明かせ、あめつちの息吹(ウーミア・ヴェラ アル・ジオ=アリウス)

        ――『その、交響よ!!(ベル フラジア)

        (刃から放たれた白い光が、無を齎す暗黒を払う)
        (それは夜明けの光にも似た、人が織りなす心の光。世に在らんとするすべてを言祝ぐ賛歌である)
        (死を照らし呪詛を切り裂く、生命の刃が煌めいて)
        (悪神の憎謳を祓い、この世界の生命、神羅万象を言祝ぐべく)
        (その病悪を斬り払う) -- オリヴェール 2022-06-27 (月) 00:45:51
      • ――――――――――――――――
        (歌とすら呼べぬ完全なる寂寞が 全ての音を 運動を 波を 停止させるそれが カーラを貫いた。)
        (それは静の極地。動の権化である炎の真逆に位置し、絶対零度(Absolute Zero)より更に苛烈に炎を殺すもの。)
        (だが…………)
        (音は 消えない。カーラの内側から 音が響く。)
        (フルラが歌ったとおりだ。胸の中の鼓動。不死鳥の心臓(Phoenix Heart)は、完全なる静寂の中でもなお熱いリズムを刻んでいる!)
        (――最早、カーラが歌う必要は無い。その鼓動が、カーラがそこに在るという事実が、既にフルラの歌う、幸せの歌の一部なのだから。)
        カーラの両腕に炎が灯る。ふてぶてしく笑う。
        …………貴方、世界を憎むにはちょーっとばかり……クール過ぎたのかもね?
        (そうして、その両腕を憎悪の化身に向け――――ただただ単純に、燃え盛る、熱い炎をぶっ放した!!!!) -- カーラ 2022-06-27 (月) 00:50:11
      • (戦場に謳と歌が響く)

        (一つは憎しみだけを抱く悲しき狂った神の狂謳)
        (何もかもを憎んで、憎んで、憎んで、全てが無くなって謳無き世になればこの神の憎しみは無くなるのだろうか)
        (一つはただヒトの歌)
        (心のままに、全てを祝福する歌 少しだけ寂しげに、しかして笑顔を浮かべる少女は何を想うのだろうか)

        (集まった仲間たちの渾身の一撃が次々と繰り広げられているのだ、マナの総量からしても、きっと、恐らく)
        (定められた存在意義ですら捻じ曲げて憎しみだけを持った狂った神は、やがて討たれるだろう)

        (きっと何の意味もないことだけれど。 あの狂った神が、最後に聞く音は少女の歌であってほしい)
        (そう思ってマナにフルラの歌を込めて この小さなマナの中で繰り返し響くように 謳無き世を願う神へと送った)

        (あとは怪我を負ったり過負荷になった仲間がいないか目を配っている) -- アルベルティーナ 2022-06-27 (月) 00:57:52
      • (咆哮じみた時の声の後に、大きく深呼吸をする。胃液で焼けた喉に戦場の空気が染みて、ようやく正気を取り戻したことに気づく)
        いてて……(手を貫いたナイフを引き抜いて放ると、応急処置をして) 憎しみとか、嫉妬とか、気持ちはわかんなくはないのよ。
        でもそれだけじゃ何にもならない……どこにも行けない、どこにも進めない。
        (銀つばめが閃き、自然マナを凄まじい勢いで蒐集し始める。旋風めいた銀色の残像を残しながら、燕は高速で飛行して)
        (視線の先では、見知った顔が次々と攻撃を畳み掛けている。そこに諦観などはなく、無心に、ただ前を向いて突き進むものたちの背中がある)
        「 魁る者に 大いなる恩恵を 先行く者に 大いなる雷名を 」
        「 銀持て 闇を祓うもの 剣もて 黒を拭うもの 」
        (王国の瘴気払いを務める兵の中で口伝される、いくさ詩。父が口ずさんでいたそれを、フルラのメロディに乗せる形で歌って)
        人の祈りよ、万雷と化せーー『白銀の極光』!!(歌によって伝播した思念を、祈りを、集めた自然マナへと統合する。自然マナは、人の祈りを帯びた光となって空をへと打ちあがってーー)
        (降り注ぐ。敵には強烈な雷撃として、あるいは味方には、治癒とマナの補給を及ぼす魔術として。) -- ソフィーア 2022-06-27 (月) 01:06:53
  • 押し返されていたルモーネの軍勢。それが戦士たちの勢いに横へ広がっていく。だが戦場の脇を抜けようとする軍勢に、大きな矢が降り注ぐ。
    シリウスが城砦から放ったバリスタの矢だ。それはルモーネの軍勢を的確に抑え、戦士たちの討伐を効率的に支援する。
    テンバーの生んだ火炎弾の如くの小さな、それでも人ほどの竜の群れ。ブレスよりも直激的なそれは、イグナディオムの闇体に次々と突き刺さる。
    まるで一発一発が家を吹き飛ばすに足る巨大な散弾銃の銃撃を受けたが如く。さしもの悪神も体に無数のヒビを生じさせ、のけぞるように揺らぐ。
    バルターへ向かっていた枝ではあっても巨木のようなそれは、アルベルティーナの三重障壁によって弾かれる。いまだかつてない新しい術式のそれは確実に彼への攻撃を防ぎ、
    そこへ下方から上方へ向け放たれるバルターの野太い光の杭。貯め込んだマナを注ぎ込んだ強烈なそれは、弾かれた悪神の腕の一本を弾け飛ばし、
    それでは足りぬとばかりに揺らいだ悪神の体へと刺さり、ぐらりとイグナディオムが体勢を崩す。まるで、高貴なる者へ頭を垂れる愚民のように。
    そしてその俯いた悪神の顔へ向け、黄金の煌めきが腕を伝い駆け、迫る。激しく動いているはずのその腕を通い慣れた学院の道のように走るは異世界の狂戦士。
    戦うこそを幸せと言い切った戦士が、幸せの歌の中を笑いながら駆ける。切り刻まれる顔。幾つもの傷が付くその虚無の孔を持つ顔面。しかし悪神の表情は動かない。
    もう一つの歌が、響く。軽やかに、華麗に、そして優美に。カーラのその動きこそは戦場にふさわしく無く、その動きこそは舞台にふさわしい。
    動作と歌声とは裏腹に蹴り上げる殲滅の刃が腕の一本を断つ。そしてそのままの美しい舞いを続けるように、踊りを邪魔する不届き者の腕は水によって止まる。
    体勢を崩したイグナディオム。その狂った神に古き竜の声は届いている。そして、楽師の歌声も、鳳の歌声も。しかし、しかし。悪神にはそれを解する感情がない。だから、反応しない。
    届くのは力。純粋なる力だ。体勢を崩していた巨体がもう片方の腕を上げて雷鳴の斧を受ける。それにより、枝腕の幾本かが嫌な音をたてて砕け飛ぶ。
    動き出した悪神を止めるのが生徒ならば、対抗する戦力が薄くなり勢いを取り戻しかけたルモーネの軍勢を止めるのは、古きより生きる大魔術師。
    広範囲に展開された紫水晶の刃を振り回し切り刻まれる魔物たちの様はまるでミキサーの中に淹れられた具材のよう。更には轢き潰しをタレットで丁寧に料理する腕前だ。
    そして、エースが吠える。ファムが呟く。キャルが…落とす。三者三様、その中でもきちんと仕事をこなすキャルは最新鋭の誇りか。
    だが、エースの、ファムの歌は確かに戦場に響く。それは小さくとも、奏でられる音楽と共に、楽師の隣に、在って。
    そしてアルベルティーナの治癒が、楽師の身体を癒やしていく。未だ大きな傷ではあるが、それは、徐々に、徐々に、楽師の歌声に力を与える。
    戦士たちの猛攻に体勢を崩していた悪神が、数多く枝分かれさせていた腕をある程度一本にまとめ上げ、強烈な一撃を加えようと画策する。
    それは樹齢千年を数える巨木のような強靭な腕。だが、それは、馬の戦士と、狐の戦士の、お互いの息を、意気を、粋を合わせた人馬一体の衝撃に吹き飛ばされ、折れる。
    それでも、それでも悪神の両腕はまだ、在る。片方をほぼ半分に、もう片方は概ね健在。未だ力を残す悪神は凄まじいマナの高まりを感じてある一点へと虚無の視線を向ける。
    そうして、片腕の残った半分の枝腕をその一点に。竜たる力高めるオリヴェールへと。だが、一歩遅い。機見る男はいつも一歩速い。残る枝腕は全て切り払われ悪神は腕を完全に一本失う。
    そこへダメ押しのように放たれた、凄まじい勢いの火球。身体の向きを変えていた悪神の背を撃ち、その身体に小さなクレーターのような大きなヘコみを作り上げる。
    そして、ソフィーアの歌が、響く。歌声は風にのり、銀色の燕が咥えて。戦場に響く歌に加わって悪神の撒き散らす禍音をほんの少しだけ、かき消す。

    悪神は睥睨する。己の巨腕を凌ぎまだその音を残す小さき生命を睥睨する。その煩わしさが憎いとでも言いたげに。
    イグナディオムの周囲にただ浮かんでいた球体が転移し、展開される。戦士たちの音を最も効率よく消すために。
    闇の球体が、鳴る。

    炎が、憎い。球体からテンバーへ先の彼が放った竜炎に等しい黒き炎が放たれる。
    光が、憎い。バルターへかつて彼が倒した軽騎兵が放ったのと同質の、しかし出力の違う黒光が放たれる。
    黄金が、憎い。刀夜に向かって黒結晶にも似た、しかし黄金のような輝きを持つ闇の剣が生成され振るわれる。
    鳥が、憎い。球体がそのままに鳥へと変化し、空を滑空。その嘴に魔力を極限に集中し、カーラを貫かんと飛ぶ。
    雷が、憎い。ディノクへかつて彼が倒したケルベロスの放った三重黒雷を凌駕する規模の黒雷が放たれる。
    水晶が、憎い。マルレーネにルモーネが生み出す者とは格の違う魔力の込められた黒結晶の槍が幾本も生まれ飛ぶ。
    人が、魔が、竜が、憎い。ファムへ悪神自ら生み出した闇体を持つ人、魔族、竜族が拳で、魔術で、爪で一斉に襲いかかる。
    可能性が、憎い。アルベルティーナへ、収束した禍音が響く。それは彼女が行っている治癒へ干渉し、効果を失わせんとする。
    戦士が、憎い。ニコ、ゴルジャへ向けて球体が二つ。それは巨大な拳と、蹄になって二人を押しつぶさんとする。
    竜が、憎い。オリヴェールに向けて純粋な憎しみの意思、破壊の力を束ねた指向性の崩壊のマナの波動が放たれる。
    努力が、憎い。ソフィーアへ向けて放たれる禍音の波動。それは精神を揺るがせる。抵抗せねば彼女が培ったきた技術を揺るがせる。
    -- 2022-06-26 (日) 22:51:47
    • (歌が聴こえる。皆が歌っている。皆の旋律が聴こえる。それが口元に笑みを浮かべさせる)
      (両手を広げ少女は歌う。未だ未完成の歌を。それは少女が十年前から願っていた夢のカタチ)
      (聴くものを「幸せ」にする曲。今の自分にできる、最高の旋律を。唇の端から血をこぼしながら、少女は歌う)
      (それは旋律魔術ではない。スピーカーによって単純に拡声されただけの、ただの歌だ)
      (聴いても身体能力は向上しない。魔力の増幅効果などない。ただの歌だ)
      (それでも、少女は歌う。幸せを願って。祈りを込めて、ラモニアへでなく…ただの人として)

      もらったものは たくさん 大きすぎて私から溢れそうに
      返したい 手を伸ばし その手のひらへ少しずつ 少しづつ
      風に乗せて 届けたい 綿毛のように どこまでも

      膝をつきたくなることもある 目を伏せたくなることもある
      世界は残酷で 意地悪で どうにもならないことばかりだけど
      思い出の中の笑顔が いつだって力になってくれる

      (しかし、ほんの少し微かにだがその祈りは確かに届く。それはきっと狂ってしまった神へ)
      (周囲の空間を憎しみで乱していた禍音が僅かにだが…正される)
      (狂った音ならば、正しき音で。空気を震わせるそれは溶け合うように)
      (それは辺りに満ちていた重圧を少しだけだが軽減するだろう) -- フルラ 2022-06-26 (日) 22:54:25
      • よぉし……意外と効いてるじゃない、魔法も、私の歌声も……(若干の疲労感はあるが、銀つばめによるマナ供給で自然と回復する)
        まだまだあ! 一気呵成に攻め立てる……!?(暗黒の球体が、まるで眼球のようにこちらを向き、視線を向けたかのように思えたその瞬間)
        (純粋な形の憎悪が、音の形で脳を揺らした。それはここに至るまでの過程を、努力に向けられた悪意。)
        ぐっ……ごぶっ……(これは精神に対する攻撃だ。嘔気が止められず、膝をついて胃の中身を戻した。) けほっ、う、ぐう……
        (意識を掻き乱されている。状況が把握できない。何が、どうなっているのか、わからないーー)
        (そんな状態で、聞こえてきたフルラの歌声。ソフィーアは残った正気で手にしたナイフを……もう片方の手の甲に突き立てた!)
        ……ふざけないでよ! みんなみんな、人間離れした力で大暴れして……こっちがここまでくるのに、どれだけ頑張ってきたのか……!
        あんたみたいな、「ズル」の塊に負けてたまるか!!(立ち上がると小さな体で、天を仰ぐ。鬨の声を挙げると)
        (マナの流れに沿ってソフィーアの戦意が伝播する。この場において、音は重要なファクターたりうるのだろう) -- ソフィーア 2022-06-26 (日) 23:12:25
      • (攻撃に専念する。)
        (アルベルティーナから防御魔術が飛んできた。期待通りだ、とニヤリと笑い)
        (ニコの援護も効果を為している。攻撃の余波が届く前に腕を弾き飛ばすとは…!)
        アルベルティーナもニコも助かる! 援護に見合う成果は出すとも…!

        カーラ嬢がなんと水を使っているし、兄上の斬撃は恐ろしく冴えているし…ここまでくれば…否。まだか!
        (空間が憎しみに軋むような意志が迸る。マナを使い切って光の杭を投げたばかりだが…金の竜眼でマナを収集して)
        (フルラの歌で、重圧が下がる。魔術を十全に放つ事が出来る!)
        行儀の悪い悪神だ…!(指を弾く。多重の防御障壁が、展開する。周囲の味方を援護するように飛び)
        (アルベルティーナへの音の収束を防ぐように、遮音の結界が張られる。そしてそれは、周囲の声やフルラの歌は遮らない)
        ……さあ、我慢比べだ。ここを耐えれば……! -- バルター 2022-06-26 (日) 23:13:25
      • もっとだ、我が竜核よ。まだ私の身体は耐えられる。
        (拡張されたマナの経路に、さらに強引に魔力を流す。人の身にては耐え難いほどの、莫大な竜のマナを)
        (心臓が、炉心の如く熱を帯びる。紅の燐光を放ち輝く)
        時を超えて輝け、人の世(アイオリウム・ヴァロー)
        (放たれるは紅の光、指向性を与えられたマナの輝き)
        (それは滅びの否定、人の世に滅びを与えるものの否定。それは悪神の手になる崩壊の波動と衝突し、拮抗し、やがてそれを押し返す)
        (竜態を完全顕現させた時ほどの出力は出ない。だがそれでもなお有り余る余力を以て、紅の光は悪神の体へ届きその存在を揺るがした)
        (その威力を齎したのはひとえに、祈る少女の歌の力)
        (その歌声が、皆に力を与えていた。魔術を越え、マナを超えて、人の持つ意志の力こそ)
        輝きはここに!
        (オリヴェールの心臓から、マナはなおも滾々と湧き上がる。沸き立つ彼の意志に呼応するように) -- オリヴェール 2022-06-26 (日) 23:18:26
      • 再演、でしたかぁ?アテクシ…イライラしまぁす。(模倣、本物を超えるべく作られたソレはキャルへの、模倣の果てに辿り着いた究極超人への当てつけである。悪神からの挑戦状にキャルは乗る。)
        (魔術で挑む闇体には、左手の白銀の剣、須臾を一振り、禍音を放つ魔法をかき消し、右手の指を鳴らせば地面から発生した黒い結晶で胴体を串刺し、渦巻く風の輪にて四肢を八つ裂き、手ごろなサイズになったと見るや火球の連射でじっくり火を通し、無数の雨粒のごとき水の散弾で粉微塵にしていく…)
        だったら次は俺かぁ!?…くたばれオラァッ!!(竜を模した闇体の爪が届く前に、エースは手にした須臾をその口に投げつけ、これまた古戦場跡の瓦礫に串刺し。叩きつけられたと見るや急降下、空を舞う闇体を引きずり落とし、踏みつけにし、苦し紛れに繰り出された爪を、拳で粉砕!トドメに口に刺さった須臾に手を伸ばし、引き抜くついでにその身体を縦真っ二つに切断。)
        おまえたちは、模倣し、数を揃え、滅しても無限に現れる…だが、それだけだ、ひとつになった僕たちには…いくら繰り返しても…勝てない。(ひとつ。これらを一瞬のうちに処分した三つで一つの体。という意味でもあり、この場に集まったすべてのモノたちという意味でもある。)
        (残ったヒトの姿の闇体を処理するために、ファムは横一閃。胴体を輪切りにしてその存在を『無に還す』、須臾の一瞬を切り取る魔法はそれだけでは意味がない、一瞬の先に未来を掴み取ろうとする意志があって初めて意味を成す。) -- ファム 2022-06-26 (日) 23:21:45
      • ハーッ!ドンピシャだぁッ!(この戦いを心から楽しむように直撃した事をガッツポーズを見せながら飛び込んできたルモーネの頭を脇に抱えてそのままズドンと地面に突き刺す)
        (その直後の黒雷に男の全身が焼かれていく)ぐおおおおおおおおおおおおっ!!!!
        (だが降り注ぐ雷の中男は力尽くで立ち上がる、燃え尽きていく包帯を引きちぎりまだまだ傷だらけの身体を晒す)
        (何故なら男は天の頂きにあるものであり、力と力の闘争の中に生きるものであり)
        (何よりも雷鳴こそが己だから)っらあああああああ!!!(黒雷をその巨腕で引き千切るように振り払う)
        おうおうおうおうおうッ!!!憎しみってなぁこんな生温ぃもんかよイグナディオムッ!テメエの歌ぁそんなモンかって言ってんだッ!
        そうとしか在れねえのならそれを全力で在れッ!魂を震わせろッ!我等皆等しくアリウスの子なればそう在る事を誉れとしろッ!
        (全身の帯電を更に強めながらそこに黒い光と炎が混じりだすと男の中の竜のマナがどんどんと膨れ上がり始める)
        心の底から叫べッ!(指を立てて線をなぞるようにイグナディオムと天とを繋げば今度は巨大な雷が天より神へと降り注ぐ) -- ディノク 2022-06-26 (日) 23:25:42
      • (禍音の耳障りな音が、収束して届く)
        (耳に入るだけで狂ってしまいそうな憎しみの音が集まり指向性をもってこちらへ届き耳を伏せた)
        (回り込んで入り込むそれは不快なだけではなく…治癒魔術の効果をも打ち消す怨嗟の音)
        (今治癒を止める訳にはいかない それはフルラの歌を止めてしまうかもしれない)
        (今だって聞こえる 今だって歌っている)
        (禍音に混じることなく、皆を支える正しき音は確かに響き渡っている)
        (ちいさな、きぼうの、しあわせのうた)
        (神に捧げるものではなく フルラ自身の、うただ)

        (この歌を止めないよう新しき治癒魔術を編もうか、そう顔をあげたところでバルターの結界が禍音を堰き止めた)
        (ピンと耳を立てる フルラの声はちゃんと聞こえるのに禍音だけが弱まっている) 相変わらず器用なのです
        (ソフィーアの鬨の声も聞こえる、やはりこの戦いに重要なのは音に他ならない)
        (であれば。)
        フルラセンパイ、思いっきり歌ってください!!!
        (フルラへ更なる治癒魔術を行使する 発声器官も、それ以外も その身体のありとあらゆる傷を癒すように)
        (心のままに思いのままに 誰も彼女の歌を遮ることがないように)
        (その歌声を戦場へ響かせ、イグナディオムへ届くように) -- アルベルティーナ 2022-06-26 (日) 23:26:23
      • ハハハハハハハ!!!イグナディオム!どうだ良い音でしょう。剣戟が響き炎が燃え雷は弾けて鳥が舞う!
        馬が駆け抜け癒しが満ちて歌が響く!ボクは!こんなに!素敵な闘争が大好きなんだ!
         (イグナディオムの肩を駆ける勢いは止まらない、頬から頭部に駆けてのラインを垂直に駆け上ったかと思えば)
         (次の瞬間にはイグナディオムの眼前を飛び、その頭部に無数の斬撃を叩きこむ。その乱舞の最後の一撃で距離を取り、彼の首元へと着地すれば、そこでもまた斬りつける)
         (この戦場に溢れる様々な美しい音のオーケストラの前に、雑音は要らない)
         (マナーの悪い客はご退場を願うのが舞台の常だと、刃は振るわれ続ける)
        お客様!申し訳ありません…ええ、えぇ!貴方の出す音は些か他の…この世界の皆様のご迷惑になりますので
        朽ち果てていただきます!
        ………ほう!
         (何処を視て、何処を斬りつけてもイグナディオムに届く。そんな夢のような時間)
         (感覚で仲間たちの攻撃の攻撃に巻き込まれない様に、時に吠えながら飛び上がる、そんな刹那に歌を聴いた)
         (愛する人の歌は美しく戦場で戦士として振舞う己の中に、闘争の幸福とは別の想いが浮かび上がり)
        アハハハ、フルラさんもカーラも、もちろんソフィーアさんの歌も素敵だ
        ふむ…闘争の最中に謳うというのはどんな気分なのでしょうか。
         (黄金剣を手にしたまま、唇を引き結んで考える)
         (考えて、考えて、考えて、少し思い浮かばないので、大きく息を吸う)
         (気が付けば、黄金の黒結晶は眼前まで迫ってきており)
         (視界いっぱいに広がるそれを、己の相棒である黄金の剣を構えて正面から受け止めた)

          wee yea ra ene foul enrer(歌は不思議だといつも思う)
        wee yea raene hymme syec mea(歌は何よりも心の奥底を震わせるものだと)
        was yea ra hymme mea ks meya gyen yeal(幸せの魔法紡ぐように私の琴線かき鳴らす)
        innna ar hopb syec mea ya ya(深い深い心の淵で)

         (腕に掛かる恐ろしいほどの衝撃、気を抜けば全身をバラバラにされそうな痛み)
         (その痛みを押し返さんと踏ん張る最中に、小さな声で双眸を閉じて謳う)
         (フルラの歌声に合わせるように少しだけ呟く程度のモノだったが理解した)
         (何故戦士にも歌う文化があるのか、何故高らかに自分の知る教師が歌うのか、カーラの歌声を耳にしたとき、戦の最中だというのに心を奪われた意味は、何故フルラが歌うだけでこんなにも負けるかもしれないという気が失せていくのか)
         (全て完全に理解したその瞬間、己に向けて放たれていた黒結晶の偽黄金剣は砕け散っていた)

        すみません、イグナディオム。
        やはりアナタの歌はこの世界にとって公害のようですので、ご退場してもらう事になりそうです
         (砕け散った黒結晶の破片に、本物の黄金剣の輝きが反射してキラキラとした輝きの中。狂戦士は不敵に笑い力を溜め始める) -- 刀夜 2022-06-26 (日) 23:28:53
      • ……ぃよし!!(技を打ち終え、落下しつつ確かな手応えを噛みしめる。トラン族の、父の技は神の拳をも退けた!!)🐴\ほい、おつかれさん/(落下地点には当たり前のようにゴルジャ。背中でキャッチだ!)
        ありがとー…さてと。次はどーしてやりまショーカ……って🐴\オイオイオイ、狙い撃ちだわおれら。ごてーねーに全員分あるぜ/ ありマスネー……(わー、おっきなこぶしとひづめだー)
        🐴💦\ふっっっっざけんな神てめーこのやろー!おれさまオメーには何もしてねーだろーがよォー!?/ あぁぁ岩!そこでかい岩!オマエ前見てないでもっと足元見やがれデース!いまオマエが転んだらボクもやべーんデスカラ!!(文句言いながらこぶしとひづめから逃げ回る!すごい追尾性能だ!)
        🐴\わかっとるわ馬術部不動の大エース様なめんな!!/(足元の岩を華麗に飛越!これはエースの貫禄ね!) オマエ乗ろうとするヒト全員振り落とすから競技会出たことないじゃないデスカ!
        🐴\おれさまの背は安くねーんだよ!おら次どっち行けばいい!?/ 左60度!ちょうど支援砲撃でルモーネが消し飛んでてぽっかり空いてマス!
        🐴\おっけー!おれは前、てめーはそれ以外全部だ!死にたくなきゃしっかりナビれよチビ!!/ ボクのほうが負担でかくないデスカネ!?(戦場を駆け回りながらアホなやりとりを続ける。ちょうどイグナティオムがもたらして来た「憎しみ」や「絶望」を笑い飛ばすかのように)
        🐴\つーかこれ逃げてるだけでなんとかなんのか!?/ なるに決まってマスヨ、頼れる皆さんがいマスし…なにより!ボクの兄と姉が揃ってマスカラね!ここには!(本人たちそこまで考えてないと思うよ) -- ニコ 2022-06-26 (日) 23:29:28
      • (カーラへと迫る黒鳥を、しかし炎鳥は止めず。カーラもまた黒鳥を待ち構えるように、鷹揚に両腕を上げ)
        (――黒鳥の嘴が、カーラの胸を貫いた。)(……だがカーラは薄笑みすら浮かべ、歌い続ける。)
        「ならば私が風となって 届けましょう あなたの友達に♪」
        「昔の友達 今の友達 それだけじゃなく 未来のあなたの友達へ♪」
        (狂音の嘴は確かにカーラの心臓を貫いたが)
        (愛する人がくれた不死鳥の心臓(Phoenix Heart)は永遠の象徴。愛がある限り何度でも蘇る。)
        (掲げていたカーラの両手、捕食者の爪が黒鳥の嘴と頭を捉えて、メキメキという音を立てその内側に食い込んでいく。そして――)
        「思い出の中の笑顔は 今 目の前の笑顔と重なって♪」
        「そしてまだ見ぬ 明日の笑顔を 創り出す♪」
        (今のカーラの新たなる力。ル・トウと共に育んだ『嘘を(まこと)に変える力』が、狂音の神の生み出した虚ろなる鳥に実の生命を与える。)
        (……炎鳥が舞い降りて、カーラの右肩に。黒鳥が胸元から離れて舞い上がり、カーラの左肩に。)
        (イグナディオムの生み出した模倣の鳥は、今やカーラの創り出した実の鳥へと変わった。)
        (カーラが再び両腕を掲げれば、二羽は飛翔し、フルラの唄に乗って、フルラの唄を乗せて、狂音の根源へと飛ぶ――) -- カーラ 2022-06-26 (日) 23:31:30
      • (燃え盛る小竜の群れが直撃し、揺らぐ巨体・・・その表面を、小竜に乗ったテンバーが滑走する)ちっ・・・位置が悪いな(狙いたいのは胸だが、今は背中ときた、オマケにこの体、下手に触れるとまずい奴だ・・・とっさに気づいて竜に乗らなければ危なかった)
        仕方ねぇ貫くか!(刃を振り上げ、マナを練り上げるも・・・感じる嫌な予感・・球体に、狙われている)
        くそっ(竜の剣で身を守ろうとして・・ふと)・・・・へっ(いたずら心が芽生える)
        (わかっている、ぶっつけ本番でこんな事を挑むのはバカのする事だ)
        (だがそれでも、命のかかったこの状況に、失敗できないこの状況に、テンバーの集中力が跳ねあがる)

        (エシオトロットの下で学んだ魔術師は皆徹底的に基礎、四工程法と汎魔呼吸法を磨かされ、術式の習得は極端な程に遅れる・・それはなぜか?)
        (エシオトロットにとって魔術とはマナへの理解を深めていく過程で自然と見出されるべき物であり、人と同じ道を歩む事に価値を感じないからだ)
        (ただのしがない盗賊でしかないテンバーがなぜエシオトロットに見出され、9年物間修行をさせられたのか?)
        (自分以外は誰の指導も受けさせず基礎を極めさせ、自身の発想だけで魔術を生み出させる・・・そうして初めて、基礎重視のエシオトロットの理論が証明されるからだ)

        (深く息をすい・・・吐く・・・周囲のマナと霊的に同化する汎魔呼吸法を持って迎え撃つ)
        (放たれる炎はこちらの炎と打ち消し合おうとする物だ・・・炎のように見えて、その本質は音・・・全てを滅ぼそうとする力)だが本質が違っても・・真似ている以上はお前だ、ノガード・・・
        (黒き炎にテンバーが飲み込まれる・・・だが、揺るがない・・・それどころか、叩きつけられたはずの黒き炎と剣の炎が混じり合い、巨大な渦を作り出す)
        ただの竜の炎と悪神の炎だったらこうはならなかっただろうなぁ!!
        (ただそちらのは音だ、だから即興魔術でこちらの剣にも音の性質の概念を叩きこんだ。音であるのなら重ね方次第で共鳴し、より大きな音となる)
        おぉおおぉぉぉおおお!!(そして同調した上でさらに魔術を重ね、術式を上書きすれば・・・黒き炎は、完全にテンバーの支配下となる)
        (吹き上がる火炎旋風の二重らせんを、イグナディオムの背に思いっきり叩きこむ) -- テンバー 2022-06-26 (日) 23:53:10
  • テンバーの剣から顕現する怨嗟の炎、悪神にも匹敵するその恐ろしき竜の姿。一回り悪神よりも小さいとは言え、流石の威容。
    それに乗り駆けるは亜竜による紛い物ではない本物のドラゴンライダーの姿。吹き下ろすようなブレスは悪神の闇体に吹付け灼熱を齎し、かの巨体の一部にヒビを入れるが、それに留まる。
    テンバーと同じくバルターが楽師の身体を気遣い、医療班を飛ぶ。近場に控えていた医療員が近寄る。その間にもバルターはマナを集める。
    ただの魔術師ではあり得ない、自身の身体の内のマナを利用するのではない外部のマナを取り込む絶技。それは悪神の注意を引く。
    そうして人々を蹂躙すべく進みだしたルモーネたちの群衆の一部が、波の一部が崩れるように形をなくしていく。その後に生えるは紫水晶の柱。
    黒結晶の輝きとは比べるべくもない輝かしいそれは、次々とルモーネたちの悪音を虚空へと返していき、悪辣なる雑音の進行が遅れる。
    そうして奇妙な喋る馬と狐人のコンビがマルレーネが崩したルモーネの波を更に荒れさせる。人馬一体…とまではいかないが、
    その様は、反りが合わないはずなのに、妙に相性のいい喧嘩友達が暴れるように、敵を散らしていく。
    悪神何するものぞ、世界を震わせる者の前へ小さき者が歩みだす。それは、世界を食らう者。ならば悪神などに怯む理由もありはしない。
    そうして、古戦場の一箇所をカーラの炎が明るく照らし出した。それは凰。再誕の炎、再生の炎、生きるものの美しい火焔が生き生きと踊るように空を舞う。
    戦場を、ディノクの雄々しき雄たけびが走った。真の竜。かつてより来る者。もしかすれば、狂神よりも古きその魂。しかし、その声も、思いも、悪神には届かない。
    いや、届いているのだろう。聴こえているのだろう。しかし悪神にはその慈悲が分からない。彼なりの慈愛の心も、ただ闇の身体を揺らすだけの波形としか。
    そして、白銀の剣を携えたファムがルモーネへと突っ込んでいく。既にその陣容の一角を崩されていたルモーネたちは、飛び交う銀色の剣閃に更に崩れる。
    煌めくは白銀。舞うは一人にして三人。周りを囲むルモーネにそれを止められようか。いや、その絢爛たる舞いを止められる魔物など、誰一匹として居ない。
    そして、ファムの白銀の舞いを彩るように、白銀の燕が飛ぶ。それは、戦場に居る者たちへと守りの壁を授ける守護の渡り鳥だ。
    前線陣営の後方に位置取るソフィーアの立ち位置は、彼女の思考通りに的確だ。そこからならば戦場を広く見渡せ、効果的な砲撃を行えるだろう。
    ルモーネの軍勢に前線が拮抗したその時、それを押し返す黄金の光ある。黄金の記憶を振りかざす刀夜の暴風の如くのそれは、数々の魔物を散らしていく。
    それは、楽しげな楽しげな舞踊会に参加した、少し浮かれた貴公子のように。その手が振るわれるたび、彼にふさわしくない踊り相手は虚空へ掻き消える。

    顕現を果たした悪神は、その高みから人々を見下ろす。辺りの空間を憎しみの禍音で震わせて矮小な人間たちを睥睨する。
    それは視線であるのに、音に感じられるような奇妙な感覚を覚えるだろう。そして、その音色に強い強い憎しみも。
    巨人はゆっくりと動く。人の姿としては腰から上だけの歪な姿で地を滑るように。人々へと向かって。
    その体から周囲にルモーネの音核めいた…もしくは楽師の音珠のような大きな球体の闇の塊を幾つも浮かべ。
    正しき世界を、祖より愛され造られた世界の音を全て止めるべく、憎むべき生命の鼓動を停止すべく、狂鳴は進む。
    そうしてその塔の如き長く太い巨腕を振り上げ、伸ばし幾本にも枝分かれさせ…古戦場の血の染みた大地へと叩きつける。
    狙うは、前へ出たカーラの炎の鳥の姿。そして空を飛ぶテンバーの竜騎兵と、力を貯め込んでいるバルターだ。
    まるで…その血の記憶の音色さえも、掻き消してしまうかのように、本来ならば地を打つ小地震のような揺れも起こすこと無く、大地にヒビが走る。
    -- フルラ 2022-06-26 (日) 21:35:28
    • ごほっ……はは、そういうわけには…いかないよ刀夜…(鷹揚な両手を広げる様は頼もしかったが、自身の無様を忘れられる程ではなく)
      (テンバーとバルターが呼んだ医療班。それに加え、オリヴェールの治療。それは、確かに楽師の喉を癒そうとした、した、が)
      (しかし、足りない。いつかと同じだ。魂の傷は通常の魔術では早々に癒せない。それでも僅かには楽にはなり、血の量も減る)
      (ニコのミント味ポーションを口にするも、やはりそれは殆ど治癒の効果をもたらさない。だからそれで口に溜まった血を洗い)
      …ごっ…ごほっ…!(楽師は膝を付き、べっ、と血を吐く。迂闊だった。まさかラモニアの封印を貫いて声を取り戻すとは)
      (アルベルティーナに身体を寄せつつ手を借りて、膝まづいたその姿勢からその場に立つ。ありがとう、と微笑みを彼女にかける)
      (なぜか、彼女の治癒の力は医療班とオリヴェールの治癒よりも多少効いた、それでも気休めというレベルではあったが)
      (そして楽師は思考する。長い時を経て封印が弱まっていたのか?悪神の声の性質が変化したのか?それを考えても今は詮無きこと)
      (己の浅はかさに歯噛みする。更には魂に紐付けられた体内魔力をありったけ根こそぎに)
      (ラモニアに連なる数々の音珠の蓄積マナもついでのように全て持っていかれた)
      (マナ欠乏による脱力。これでは剣を振るうどころかまともに駆けることもできまい。戦うことなど以ての外だ)
      (何か、何かないのか。なんでもいい、なんだっていい。僅かなりとも皆の力になれることを。戦う力を)
      ごほっ…ごっ…?(その時、楽師は気づく。自身の喉、魂にあった狂った旋律が無いことに。当然だ、それは先程奪われた)
      (ならば…戦える。楽師は、楽師なりのやり方で。…私は、楽師なのだから)
      …こほっ……ふぅ………はぁ……(荒れた息を整える。無理矢理にでも。そうしてその最中、雑嚢に入れていた物を取り出す)
      (それは、いつかの錬金実習で造った「スピーカー」。音珠と同じくらいの掌サイズの箱)
      (異界での噂話の一つを魔道具として再現した、それ。劇場での劇の小道具に重宝され、改良までしたもの)
      (それは旋律魔術とは無関係の、ただ一つの曲を録音し、再生するだけの簡単な魔道具。それを近くの岩の上の置いて起動する)
      (そして、音楽が流れ…少女は、そっと唇を開いた)

      この世界の片隅に 輝かしくも いびつなこの世界に
      私はいる あなたがいる きみもいる 此方へいる
      空は続いて 遠く離れていても そのどこかで 笑っていてほしい

      ひとつの音が響く そっと小さくささやかに
      溶けて消えていく でも それは確かに

      (それは、歌。悪神のものではない、楽師の、少女の歌。喉の傷にほんの少し濁っているけれど)
      (荒涼とした戦場の大地と抜けるような空へと響く、空気に透き通るような、澄んだ光差すような透明な歌声)
      (生まれて始めて歌う、歌と踊りと音楽が好きだった少女の、歌だ)
      (皆へ、各々の理由、各々の想いを抱え戦う皆の幸せを願った…幸せの唄) -- フルラ 2022-06-26 (日) 21:39:38
      • はんっ・・・流石に硬ぇな!(竜の剣の元となった暴竜は、まだまだ成長途上の若い竜・・・格では決して負けていないと自負すれど、やはり届かないか)
        (見下ろす視線、上空から見ていているが故視線から外れているが・・・それでも直感する、イグナディオムの異様な音色を)
        (周囲のマナと同調する技、汎魔呼吸法を通して球体を見る)やべぇなありゃ・・・
        ーで、こっちもヤバいっヤバくない物を探す方が難しい!(振り上げられた気の様に枝分かれした長大な腕が、思いっきり叩きつけに来る)
        いけるな!?ノガード!(空中で竜の背から飛び、枝分かれの間を抜ける)
        (置いてけぼりにされた竜は当然腕により殴打されるが・・・この竜はマナによって形を得ているに過ぎない、バラバラになりながらも巨大な炎の渦となって天に広がり)
        まだまだぁ!!(人間大の、燃え盛る小竜の群れとなり、落ちるテンバーをキャッチしながら巨人に殺到する) -- テンバー 2022-06-26 (日) 21:55:04
      • これは…ソフィーア君の防御魔術か。いい位置取りだ、そして援護に感謝する!

        それにしてもいい気合だ刀夜先輩…! あなたの剣に期待している!
        (カーラ嬢へも攻撃が言ったが…フォローする必要は一切感じない。本人も、その伴侶たる彼も信頼している。)
        (テンバーへの攻撃も見えている…しかし上手い事避けるだろう。そして、自分も狙われているのを感じる。だが、これだけの人数がいるのだ)

        防御は任せたぞ…!!

        これは…(歌が聞こえる。フルラの歌なんだろうか)
        いい歌だ…この歌の邪魔をするのは無粋の極みだと弁えたまえよ、悪神!!

        短杖連動(Nouliths Interlocking)砲身形成(Barrel Formation) 
        (4本の短杖がバルターの頭上で円柱を作る様に回転し、その円柱状に空間が歪曲する) 
        全魔力回路直結(Directly connected to all Nouliths) 
        (バルターと短杖の間にロスなく魔力を伝える回路を作成する) 
        砲身回転開始(Rifling Start rotation) 
        (空間を歪ませるほどの圧縮された魔力が回転する事でさらに威力を増す術式を重ねるように描く)

        光撃魔砲!!(Pile shaft!!)
        (マナを注ぐ限り続く光の杭が、振り下ろされる腕を迎撃するように一直線に放たれる!) -- バルター 2022-06-26 (日) 21:57:13
      •  (眩いばかりに光輝く黄金の剣は。まるで自分はここにいるぞ、と強く主張するかのようで)
         (無数のルモーネを事もなく切り伏せ消滅させながら、時に透視の魔眼が一際大きく輝く)
         (次の瞬間、イグナディオムと己の距離はゼロと化す)
         (世界を視界の中に切り取りそれそのものを斬る事で現実に影響を与える)
         (黄金の剣によって放たれるその一撃は。かのイグナディオムに己の存在を存分に知らしめる)
        さぁ、ボクはここにいるぞイグナディオム!
        テンバーさんも、バルターさんも。カーラもとても良い音をしているけれど!
         (瞳を閉じて視界を自ら無くすと、黄金の剣を手にその場で大きく回転)
         (己の周囲に群がろうとしていたルモーネをそれだけで薙ぎ払うと、黄金剣アステール)
         (隕鉄で鍛えられた夜を切り裂く星の名を持つ剣を肩に掛けなおし)
        ボクはここだぞ、イグナディオム
        頭のイカれた狂戦士はお前を打ち滅ぼすと決めた!この身が野垂れて死のうがそう決めたので!
        聞け!イグナディオム…この世界とは違う、闘争の音をお前に聞かせてやりますよ!

         (歌が聴こえた)
         (透明な歌声は静かで優しく、何よりもこの歌声の主は音楽を、音を愛しているのだと)
         (顔を見なくても理解する。これが彼女の曲でやはり彼女は歌が上手で)
         (やっぱり音楽を愛する彼女が歌う歌はとびっきりに素敵なモノだったと)
        まったく、これだけ素敵な曲をバックに流されたら勝利が確定したようなものではないですか
        これを異なる世界。ボクの世界では勝ち確BGM来た…というのですが
        えぇ、えぇ。まさにその通りだ…本当に負ける気がしない
        ………ははっ。ハハハハ!!楽しい!最高だ!
        すみません、雑魚に構う暇が今この瞬間無くなりました!ボク行きますね!!
        こんなに楽しいのに雑魚狩りなんてしてる暇ないじゃないですかぁぁ!

         (さぁ、さぁ!哄笑が響き視界を斬りつける為の術式が解除される)
         (それと同時に刀夜は全力で駆け出した。目指すは地面に叩きつけられていくイグナディオムのその腕だ)
         (枝別れした幾らかの腕に向けて跳躍。狂戦士の本能は難なく着地を行い)
         (そして再び駆け出した)
        あぁ!勿体ない!こんなに楽しいのに遠くから斬るだけなんて、そんなのはやっぱ無理ですよ!
        闘争とは!戦いとは、この手に衝撃が!痛みが!走ってこそ!!!!!  
        (イグナディオムの腕を伝い、時に再びの跳躍を行い駆ける、駆ける、駆ける!)
         (目指す先はイグナディオムのその顔だ。一歩間違えば落下してそのまま地面に自らを叩きつけてしまう)
         (だというのに駆ける足に迷いはない、躊躇いもない。)
        ハハァ!あーっ!まずは耳を頂きます!次に鼻を、眼を切り取るのは最後にしてあげましょう、お楽しみは…これからだぁ!!
         (叫ぶ刀夜の黄金の剣が巨人の顔を切り刻み、時として地面に剣を突き立てたまま疾走していく) -- 刀夜 2022-06-26 (日) 21:58:01
      • それは新たな音を生み 地に広がり♪
        (フルラに合わせて人の姿のカーラも歌い、赤い髪をなびかせながら地割れを避けて跳んで……)
        斬撃の如き脚で炎の鳥へと迫った狂鳴の枝腕を斬り落とす。)
        川の流れに乗り 大海原へと♪
        (そして炎鳥の姿のカーラも歌いながら空を舞い……)
        (生み出すのは、炎ではなく、水。水は大気のおよそ4.4倍の速度で音を伝達する。ゆえに、その水を狂鳴の神の腕に巻き付けて)
        「「そして音が世界を満たす 私たちの音 私たちが今 共に ここにいる証♪」」
        「「私たちの 小さな 幸せの音♪」」
        (二つの姿が歌う。歌い、音を届ける。幸せの唄を。狂鳴の悪神と呼ばれた者へ。) -- カーラ 2022-06-26 (日) 22:02:07
      • ガハハハハハッ!心配は要らねぇッ!竜にとっちゃあ戦いの中で死ぬ事こそが全てよッ!
        (バルターの心配に対して全力で叫びながら男が駆け出す、全身の激痛に険しい笑顔を浮かべて)おおっこれが生きてるって事よッ!!!
        っらぁっ!!!(走りながらにその拳を戦闘のルモーネへと突き立てれば雷電が扇状に解き放たれその後方のルモーネの群れをも焼き尽くす)
        勝負ってなあ!オレが徹底的に勝ち越すから見とけや刀夜ァッ!!!(そのまま飛び蹴りの姿勢へ入れば雷鳴の速さを以て群れを文字通りに消し飛ばす)
        (そこにあるのは純粋な超熱量だ、肉体だけではない、精神もまたこの場にある汎ゆる憎しみを飲み込まんと暴威を振るう)
        (噛み付きに来た魔獣の頭を噛み砕いて飲み込んでしまえば)テメエが憎悪を残した理由なんざぁ知らねえ!だがそいつを残した事ぁ認めてやらぁっ!
        (イグナディオムの意識が他の者に向いているのなら今こそが絶好の好機だ)憎むってこたぁ誰かと繋がりてえんだよ!テメエにもあの歌声が…聞こえてんだろうがああ!!!
        (急制動を掛けながら男はその手に雷鳴の斧を生み出せば全力でイグナディオムに投げ込む、ただ倒すのならば核を破壊すれば良いのだろう、だが戦うのならば常に真っ向勝負だ…ただ当たれと言わんばかりの剛速球) -- ディノク 2022-06-26 (日) 22:04:13
      • この歌は……えぇ、見事な口直しならぬぅ…耳直し、といったところでしょうかぁ
        (戦場のノイズを中和していくようなそれ 勇気づけられはするが、それを歌うのはフルラだ。その身を案じない訳ではなく)
        …あまり、無理はなさらないでー…欲しいんですがぁ、貴方の気持ちはぁ しっかりと受け取りましたともぉ、えぇ。
        (彼女なりの戦いを見届け…否、聞き届けるつもりで、杖を翳す)さぁさーぁ、道を開けてもらいますよーぉ……皆さんのぉ、邪魔はさせませんのでぇ
        (紫水晶の刃を、自身の周りに幾つも出し…それを高速回転させ、まるで回転ノコギリのようにしながら、ルモーネの群れの中へ悠々と歩んでいく)
        (削り取り、抉り取り、切り取り、近づくだけでルモーネを分解していく暴力と化し とどめをタレットクリスタルが的確に刺していく)
        神にぃ…なり損ねた、元器としてはぁ…できれば悪神であろうと、お近づきになりたくは、ないんですけどねーぇ…ふふ -- マルレーネ 2022-06-26 (日) 22:08:58
      • そーだぁ!いいぜ!!こうやってぶつかってぶつかって!生きるか死ぬかってギリギリのとこで出てくる音ってのがあんだよ!!これがタイマン…いや、対バンの醍醐味ってヤツだぁっ!!(戦場を包む音はこの世界の縮図、それをかき消さんとする悪神との『対バン』だなどとエースは言う。)
        キレイに整ったお庭に、アテクシの家来の奏でるゴキゲンな音楽…あとはオイシイゴマ団子とお茶でもあれば言う事ナシですぅ。(この高揚感、一体感を自分ひとりのものなどと傲慢極まることを言いつつも、舞い踊るように空を舞うルモーネとの『舞踏会』、飽きっぽい快楽主義者キャルは次々とダンスの相手を変えては斬り捨てていく。)
        ……運命、宿命、製造目的、きみは、生まれたときから音楽そのものだった。…こういう、ことなのか!(客観的に見ればそれは自殺行為、神に真正面から挑む愚者の饗宴、だが沸き起こる勇気、正しい事をしているという誇らしさ、それを後押しする歌声…ファムは、『音楽を奏でる』という事の意味を知識ではなく心で、理解した。)
        解っただろ?これが、フルラの!ソウルの!シャウトなんだよ!!ウォォォォッ!!(その歌を邪魔する者など近付けるものか、エースの力は漲り、炎は滾り、その表情は笑顔。心、タマシイを開放するように咆哮するエース。)
        ちょっと静かにしててもらえます?アテクシ、音楽は落ち着いて聞きたいのでぇ。(エースにか、それとも歌の邪魔をするルモーネと悪神にか、両方だな…キャルは自らの快楽の極致、心地よい音楽にうっとり。その間もパチリと指を鳴らせば地を踏み鳴らし雑音を起こすルモーネたちを地割れでボッシュート。大き目の落とし穴である。)
        ぼくもいる、きみもいる、みんながいる…(ジアリウスは小さなフラスコの中の箱庭だとラーゼスは言った。だが…小さなフラスコだとしても、その中はこんなにも、音楽に満ち溢れている…本来生命に成り得ない作り物のファムすら、その『歌』を口ずさんでいた。) -- ファム 2022-06-26 (日) 22:09:56
      • カーラセンパイ! テンバー! バルターセンパイ!!
        (襲い掛かる無数に枝分かれした闇の巨腕と3人へ視線を向ける)
        (テンバーは無事、バルターは防御の姿勢を取っていないのが見えた)
        (咄嗟に防御魔術を3重にバルターへ張る 神の奇蹟ではない、アルベルティーナを根源とする新しい系譜の魔術)
        (巨腕が当たっても、大地から跳ねた瓦礫が当たっても防ぎきるだっけのマナを込めて)
        (そうしてようやく支えている少女から歌が聞こえる)
        これは……フルラセンパイの歌…!!
        (ずっと歌う事のなかった彼女が今、澄んだ歌声を戦場に響かせ………歌っている)
        (紡ぐのはもちろんかねてより考えていたという幸せの唄)
        (心地よく耳を傾け、いつまでも聞いていたい)
        ………澄んでいて、それでいて光を連想させるようないい歌声ですね
        これは大人気歌手間違いなし、なのですよ
        絶対に無事に帰りましょうね
        (治癒には多少なりとも効果があるようだ、2重魔術行使で治癒魔術も継続する) -- アルベルティーナ 2022-06-26 (日) 22:09:59
      • 🐴\チビ!/おっけーデス!!(うまの合図と同時にその背から飛び降り)🐴\胴回し回転キーック!/(うまの蹴りがルモーネの心臓に突き刺さった!)
        ──よっと!(そして蹴り終えたうまの背にニコがまた着地!コンビネーションいいね君達!) さーてさて、肉弾戦主体のボクらはあのデカブツ相手だと決め手がないデスネ…🐴\あるぜー/ あるの!?(あるの!?)
        🐴\あぁ、だがそれをやるのは今じゃねえ。今はザコのお世話と……/ ハイ!おねーサンやバルターサン達、ちからため組を守るターンデスネ!(小兵には小兵の戦い方がある、大物の相手は「それをできる人」に任せる!)
        ────♪(うまと作戦会議中、突如洗浄に響き渡る歌声。少しいびつに歪み、それでいて素朴な。自然体の…「生きている」歌声)
        ……どうしマス、ゴルジャ?🐴\予定変更だ、流れが変わる。カミサマにも見せてやろーぜ/えぇ!やってやりマショー『小兵の大物喰い』!(もはやけもの共は作戦を口にだすこともしない。まっすぐに巨大な拳を振り上げる"かみさま"とやらへ走り寄り)
        いけマスヨ、ゴルジャ!🐴\おっけー!/(神の前で突如背中を向けたゴールドジャーニーの後ろ足とニコの靴底が合体!)
        🐴\いってこーーーーい!!!/(そのまま蹴り飛ばし射出!うまの脚力とニコ自身のジャンプ力が合わさり、今まさに振り下ろされんとしていた神の右腕まで届く!)
        せーの!(空中で気合を入れ直し、その光る拳を──)二重!(叩きつける)四重!(両拳の魔力を刹那の時間差で叩きつけることに寄って威力を増幅させるニコの秘技「二重発破」。それを連続でやるとどうなる?)
        八重十六三十二!!(とるにたらない発破も重ねれば巨城すら崩し得る!!)
        二百五十六重発破ぁー!!(規則的にやみくもに叩きつけられた狐の拳が、地表を揺るがし叩き割らんとしていた神の腕をはじき飛ばす!!) -- ニコ 2022-06-26 (日) 22:11:09
      • (治癒の力が届かない。仮説としてその原因を脳裡に列挙するが、検証している時間は無い)
        (マナのパスが繋がっていたのか、彼女の体内マナがほとんど消え去っているのも観測した)
        (これでは到底戦えまい、後方に逃がすか、と考えた折、彼女が取った行動に驚く)
        ッ……無茶を!
        (だが、続いて紡がれた、歌。彼女がいつか完成させると約束した、幸せの唄)
        (それを耳にすれば……彼女の治療は随伴する治療班とアルベルティーナに任せて、剣と魔術を振るい悪神に立ち向かうことを決めた)
        君の勇気は受け取った。
        歌姫の歌を背に戦えるとあれば、誰しもが滾らずにはあるまい。
        (今は、自分に出来ることを)
        輝竜核・疑似顕現。万能素供給、経路拡張。
        (竜たるマナの源のみを体内に現出させ、そこから万能素(マナ)を汲みあげる)
        (体内を流れるマナの経路を強引に拡張し、体内に漲らせて)
        (白き影は瞳の紅を残光として靡かせて、音色と共に戦場を疾駆する。幾つもの魔獣の音核を踏み砕き、あるいは打ち砕いて)
        (イグナディオムへ接近する。楽師の元から注意を引き剥がすように。悪神へ、あまりにもあからさまに脅威が迫る)
        空を断て――『真銀の虹』
        (ミスリルの刀剣を抜刀一閃。剣身が届くにはまだ間合いは遠く、しかし紅の魔力によって拡張された、空間ごと引き裂くような斬撃がイグナディオムの神体へ放たれた) -- オリヴェール 2022-06-26 (日) 22:12:08
      • 魔物とは違う……あんな見た目なのに物理現象が伴ってない……? 怖い……!
        (魔物どころか龍種とも異なる「概念」めいた存在。人に近しい姿を持つというのにその行動に伴う感覚は、まったく異質で)
        私が信心深かったら、間違いなく卒倒してたわね……(銀つばめからのマナ供給を受けて、それを変質させながら蓄えていく。古龍との戦いで得たその技術は……)
        (『マナ変換』。マナを、一度知ったマナに変性する。成功率は高くないが、意思の高揚に伴ってその精度は跳ね上がるもの)
        フルラ先輩! 歌声、届いています!(そして、その歌に込められた祈りも、人の幸福を願う、暖かな意志も。)
        我は龍火を希うーー『龍炎の天蓋』!!(龍のマナによって形作られた極大火球が、悪神の背を強かに打ち付けた)
        …コホン。「 往く道がいかに険しくても そこに希望があるのならーー 」
        「 そこに友がいるのならーー 世界はきっと 幸せに満ちてる 」
        (火球を追うように飛ぶ銀つばめが、ソフィーアの声を乗せて空を行く。) -- ソフィーア 2022-06-26 (日) 22:16:05
  • 祭壇へ向かい古戦場を進む楽師達。しかし、その瞳の先で、いや、その耳に、とても、とても、嫌な、音が、する。
    それは、ただの音ではない。空気を震わせ伝えられる音波ではない。空間そのものを震わせる、言わば世界が鳴らす音。
    人界の次元の壁が、直接的に干渉され膨大な力に侵蝕されこじ開けられようとしている、人の世の悲鳴だ。
    悲鳴は瞬く間に強くなっていく。苦悶の声に等しきそれは善なるモノに属する者たちへと本能的な不安を与える。
    そして、壁は破られる。
    まず顕れたのは、手。祭壇直上の空間が溶けるように穴が空き、そこに当てられていたのだと思われる巨大な、手。
    僅かに光を受け輝く黒結晶よりもなお暗く。光を一切反射しない闇そのものを固形化し掌としたような、それ。
    魔物ルモーネの音核を知るものならば見覚えのあるだろう、憎しみという音色を世界へ形にした、それだ。
    一目見れば分かるだろう。魔物とは一線を画した凄まじきまでの存在強度。在るだけで世界を震わせるモノ。
    顕れた手は人界を浸潤するがように伸び、腕が顕れ、空間の穴を押し広げて肩が顕れ、そして…頭部が顕れる。
    半身を顕したそれこそは「狂鳴のイグナディオム」。
    この世界で最も繁栄し、最も可能性を持ち、最も神に愛された種族である人を模した…悪神だ。
    時を同じくして祭壇の黒結晶からルモーネが湧き出す。まるでそれは王たる者の帰還を喜ぶ群衆のように。
    しかし、ここには軍勢など居ない。いるのはただ一柱の狂神と、その残響だ。
    -- 2022-06-26 (日) 20:31:10
    • (顕現した闇の巨人の姿。神なる憎しみを周囲の空間そのものに満ちさせ震わせるそれは人たる身の五感全体を震わせる)
      (もはやルモーネが発する雑音を越えた、世界自体への攻撃性を備えたそれは、禍音とでも呼ぶべきそれを発している)
      (善に属するモノへの重圧となりうるそれに耐えつつ、悪神を、睨みつけ、耳を澄ます)
      (その巨人の胸には、そこだけが色のある、人間の心臓のような赤黒い大きな心臓。禍音の根源はそこにあると確信する)
      ……ルモーネは、結局の所、あいつの一部…切り離された残響だ。なら、その核も、恐らくは…同じ。狙うは…あの胸。
      イグナディオムは、まだ完全に顕現できてない。今なら追い返せる…!(そう、決意を込めて楽師は音叉剣を握りしめたが)
      (闇の巨人の頭部に違和感。人を模したにしてはその首から顎…つまりは喉の部分がへこみ、無い)
      (は、とその事に気づいた時。虚無の虚ろをそのまま添えつけたような巨人の眼が、楽師を、見る)
      (その視線の意味する所。それは…"自らの一部を奪ったお前が憎い"だ)
      ……!!!(瞬間。どくん、と楽師の魂が、震えた。悪なる干渉を受けまるで直接魂を撫でられ…いや掻き毟られているような)
      (楽師から、悪神と同質の禍音が鳴る。それは共鳴。同質のものが振動を受けることで行われる魂の共振)
      …がっ…!(一拍の後、楽師から禍音が消える。それと同時に楽師は少なくない血を吐き、音叉剣をがらんと取り落とす)
      (呻き思わず俯くも、まさか、という思いと共に顔を上げた。その視線の先には…力の要、喉を、声を取り戻した巨人の姿があった)
      (巨人は満足げに身体を一つうねらせると、強く増した禍音を響かせて…世界の穴から、完全に姿を顕した) -- フルラ 2022-06-26 (日) 20:31:29
      • 神が人を真似るなんて滑稽な話じゃぁねぇか(竜の剣を手に笑う)
        ・・・?(フルラと巨人の間に何か・・・縁の様な物を感じ取る、不審げに見比べていると)お、おい!?フルラ!?(医療班ー!とモブに任せて)
        兎に角、あれを潰せばいいんだろ!行こうぜノガード!!
        (竜の剣から怨嗟の炎と膨大なマナが吹き上がり、巨大な竜の姿をとるとテンバーをその背に乗せて飛び上がる)
        流石に、こっちよりデカいが・・・気にしてらんないな!(上空から火炎のブレスを吹きつける) -- テンバー 2022-06-26 (日) 20:50:32
      • この所大事件ばかりだしサインくれた有名人とも戦うし休んでる暇がないんだが。
        (そんなことをぼやきながら先遣隊に参加していたのだが…半分しか見えていなかった悪神が現出し、フルラが倒れるのを見ると顔を顰める)
        誰か、フルラ先輩の治療を…! いきなり仕掛けるのは前衛に任せて反撃のためにマナを集めておくか…!
        (状況がどう動いても対応できるように、膨大なマナを収集し始める) -- バルター 2022-06-26 (日) 20:51:05
      • (楽師の導きに従い古戦場を進む、その姿は気軽なもので。アレは何か。コレは何か。と指をさしたりして人に聞いていく)
        (だが、時々表情が不快そうに歪むのは獣人の血が混ざり、その耳がこの空間が震える音を聞いているからだろう)
        (フルラほどではないが、肌が。匂いが。感覚が、音が。ありとあらゆる器官からの警告に、しかし変わらない)
        (冒険で愛するものを残して野垂れ死ぬ、かつて何処かに存在する別の世界ではそんな事柄さえも良き冒険譚の一つであった、と思いながら)
        なるほど、即ち。アレを倒せば悪音は止まり世界は救われる、ということでしょうか。
        話が速いのは助かりますね。今度の闘争は心が踊りそうだ!
        (ニィィィィッ、と唇が裂けそうな程不敵になる。不快な音を出す悪神を切り殺す、単純明快で頭を使わない分、自分向けだと。獣性をむき出して微笑んだ所で)
        フルラさん…?ちょ、フルラさん……ポーション、回復魔法、誰か何かありませんか!
        (突然の吐血。予想の外からに目を丸くし何らかの攻撃が行われたのか、と透視の魔眼が周囲を警戒して、気が付いた)
        ……まさか。フルラさんの喉を奪ったのか…貴様。
        (双眸が細められ瞳には敵意が宿る。なるほどその喉で声を張り上げ、歌を歌うのであれば)
        倒しましょう、素晴らしい冒険譚の為に
        滅ぼしましょう、物語に添えられる美しい音楽の為に
        フルラさん、今度の戦いもボクらに任せて安静にしていてください
        (黒剣を地面に突き刺し、フルラの方へと振り返る。そして両手を広げて)
        だってほら、これだけの人がいるんだ、イグナディオムとやらもボッコボコですよ! -- 刀夜 2022-06-26 (日) 20:51:12
      • (当然と言えば当然だが、王国軍の膝元でゼイムの竜態は使えない――それこそ生死を分かつような、よほどやむをえない場合を除いて)
        (この間が特別だったのだ。それをするだけの必要性があり、奇しくも、外部から観測されない環境があった)
        だがまあ、それでも出来ることは多い。
        力を尽くさせてもらうよ。(ミスリルの短剣を携えて、涼やかに微笑む姿は)
        (つい先日、特級の修羅場を潜り抜けたばかりと思わせない)
        (しかし、眼前で行われるのは悪神の神体そのものの出現。六悪神に数えられるほど強大なものでないにせよ、これは――)
        強烈、だな
        (心臓を抉られるような、魂歪ます不協和音。それに気を取られたところで、楽師から共鳴、そして)
        フルラ…!!
        (完全顕現に伴う大音響、凄まじい威圧感、重圧感)
        (それでも動く。楽師の喉に治療魔術を行使する) -- オリヴェール 2022-06-26 (日) 20:52:44
      • (逆さになった杯の上空をじいっと見つめていたが やはりそれは現れた)
        (光を通さない、反射しない、完全なる闇の手)
        (次いで腕が頭が、上半身が顕現してしまった)
        (本能的な嫌悪感は抱かないもののその存在強度には目を見張る ……とても固い)
        (あんな神とすら対等でありたいなんて我ながらとんでもないことを言ってしまった…などと考えている場合ではない)
        フルラセンパイ!?
        (多すぎる血を吐いたフルラへ駆け寄り、その体を支え)
        (光と水の混成治癒魔術で回復を試みた) -- アルベルティーナ 2022-06-26 (日) 20:53:32
      • 🐴\おいおい…神ともあろーお方がよォー、アレがレディに預けてたモンを返してもらう時の態度かぁ?/(しゃべるウマ・ゴールドジャーニー(牡5歳)がノーマナー行為を叱責し)
        珍しく意見が合いマスネ、ゴルジャ!女の子への振る舞いがなってないデスヨ、イグ……イグなんたら!!(そのゴールドジャーニーに跨ったきつねが崩折れたフルラのもとへうまを走らせ)
        フルラサン、気休めにもならないデショーガポーションドーゾ!(と、のどにやさしいミント配合のすっきりポーションを渡してー)
        ゴルジャ!ボクらは周辺のザコ散らしデス!🐴\おっけー!/(わらわら湧いてきたその他大勢ルモーネに向けて駆け出し)
        🐴\おらー!!/(うまキック!)だっしゃー!(きつねパンチ!なんかとにかくあばれるのだ!) -- ニコ 2022-06-26 (日) 20:58:12
      • 嗚呼、何ともぉ……不快な音ですねーぇ この世界の者でなくともぉ、嫌悪感を抱けますよーぉ…
        (心なしか耳を伏せる魔女。そうして静かに杖をつき 集中力を取り戻す)
        フルラさんの奏でるそれとはぁ、まるで正反対…ですよねーぇ… 人の心を揺らす、という意味ではぁ 同じですが…(まるでベクトルが違う、と)
        …ふぅ、タレットクリスタル 起動…ですよーぉ(地面から生えてくる紫水晶の柱 それは敵味方を識別し、水晶弾を撃ちだしてルモーネを自動で迎撃する)
        本命はぁ、皆さんにお任せしましてぇ…ボクは露払いに専念しましょうかねーぇ… -- マルレーネ 2022-06-26 (日) 20:59:00
      • (世界を侵す音。壁を砕く音。――似た音を、悲鳴を、聞いた事がある。そんな気がした。)
        (その幾つかは、かつての自分が原因だったのだろうと自嘲の薄笑みを浮かべながら……)
        (歩みを止めず、狂い鳴く悪神に向かって、鷹揚に進む。)

        ……!(フルラが倒れたのを見れば、数拍、その歩みを止めるが)
        (オリヴェールが、アルベルティーナが、信頼する友たちがすぐさまそちらへ向かい)
        ――皆さん、フルラ先輩をお願いします。わたくしは……悪役は、悪役らしく……悪役とぶつかる事に、いたしますわ。
        (そう言うと、カーラの全身を炎が包んで――その髪を、瞳を紅蓮に染め上げて、金の焔鳥を形作った。) -- カーラ 2022-06-26 (日) 21:02:10
      • (全身包帯塗れの男がガンガンと自分の拳をぶつけ合わせる、まだまだヒビ塗れだというのに)
        (ただただ憎むだけの神がこの世に顕れると聞けば居ても立っても居られぬのだ、それがアリウスの狂気ならば尚更)
        (血を吐き出す女に視線を一旦送るがそうか、といった程度の頷きを示す)
        元の所に戻ったってえ訳だ、空っぽだからただただ真似をしてただただぶっ壊すだけのモンだが…
        それでも必死こいてそれだけ残したってのにそれすらも奪われちゃあそうしたくなるってえ気持ちも分からなくもねえ
        おおっだがなあイグナディオムよッ!狂乱のみを在れと産まれそれでも抗った同胞よッ!もうオレどころかテメエの時代ですらねえッ!
        最早恨みも飲み込む時代だッ!それでも飲み込めねえってんなら…先達としてオレが飲み込んでやらぁッ!!!
        (砕けた筈の竜核を全力で振り回す、壊れた心臓を全力で鳴らしボロボロの筋肉に竜の力を徹底的に巡らせる)
        (今にも弾け飛びそうな身体で紫電を放つそれは腹の底からの男なりの慈悲を叫ぶ) -- ディノク 2022-06-26 (日) 21:02:14
      • (後方から全体を見渡している。世界の悲鳴とも言える音を聞いても涼しい顔のまま)
        刀夜先輩が前にいると安心感が違うな…テンバーは器用にもう仕掛けてると。
        治療は兄上とアルベルティーナに任せるとして…
        ニコが…ニコは騎兵だったのか? なんだあの馬?は…あ、ポーション投げつつ雑魚に向かっているな。
        ファウゼン師もいるじゃないか…なんという器用な魔術を…便利だな…やはり素晴らしい腕前だ。
        カーラ嬢は…やはり不死鳥状態になるのか。規模的にはありがたいな、暴走したら刀夜先輩に押し付けよう。
        ディノクもきて…大丈夫なのかあの状態で…?
        (味方を見渡しながら、マナを溜め続ける。) -- バルター 2022-06-26 (日) 21:09:43
      • おいもう始まってんじゃねえか!!近道通って来たはずだろ!?(その軌道はイナヅマを想起させるジグザグ飛行、紅い航跡を残して翼で空を切り取る深紅の稲妻と化したエースがゼイム方面から飛来中。)
        アテクシ言いましたよねえ?二点間の最短距離は直線だってぇ。(ムダそのものの飛行をしてもものの数分でゼイムからミネラのはずれまで飛来できるのは驚異的な速度であるが、行きがけに雑魚を数百叩き落せたのなら駄賃としては十分。キャルはそんな態度。)
        …フルラ…!(だが、そんなことよりも、吐血し戦闘不能に陥ったと思しきフルラの状態を見て狼狽えるファム、これでは…)
        戦う意味がねえ。なんて考えてるんじゃあねえよな?このバカ!(痛みに苦しみ、歌を奪われ、そのうえ世界中から音楽とそれを奏でる者たちまでいなくなる…それだけは、フルラのためにも阻止しなければならない。エースはそう言う。)
        そうですよぉ〜みなさんアテクシの、ア・テ・ク・シ・の。だいじな、だーいじなお庭を守るために働いてくださってるんですからぁ。ここががんばりどこですよお?(キャルも乗り気、ではファムは…?)
        …やる。今なら、神も殺せるはずだ。(左手に手にした白銀の剣、須臾を見て、自分に言い聞かせるように、顕現するイグナディオムとの決着をつけるべく、周囲を取り巻く無数のルモーネたちを突っ切って飛翔する。) -- ファム 2022-06-26 (日) 21:18:47
      • (剣の師、そして敬愛する先輩であるところのフルラを援護するために同行していたが、事態は風雲急を告げる)
        フルラ先輩……?! ……なんなのもう! お願い『銀つばめ』!
        (白銀の腹を見せながら、魔導具の燕が空を駆ける。自然マナを吸収し対魔術障壁を仲間へと与えていく)
        後方支援と援護砲撃に入ります! 前は皆さんにお任せします……! -- ソフィーア 2022-06-26 (日) 21:28:55
      •  (目を閉じる。テンバーの竜の剣やバルターのマナの流れが音として感じられる)
         (愛しい人の炎や、筋骨逞しい大事な友の雷の音が響く)
         (それは争いの音だ。目的を持って相手を傷つけるともすれば残酷とも言える音)
         (だが心地の良い音だ。その音を鳴らすのに努力し、或いは研鑽し、考え抜き、そうしてその人の一部となった素敵な音だ)
         (音が鳴り響く。今この瞬間を心から心地の良い、楽しいだけの闘争とは違うものだと感じれれば。静かに黒剣を手に取った)
         (自分は、どんな音を響かせるのだろう。この音と共にどんな曲を奏でフルラに捧げられるのだろう)
         
        やりましょう。ボクらの楽師の喉を奪おうなんて輩。
        ぶっ飛ばしましょう。聞くに堪えない音には古来からブーイングや卵が飛ぶものです。
        倒してやりましょう。ここにいるモノは皆、狂鳴のイグナディオムを倒せる力があって、狂鳴のイグナディオムを倒す理由があるのですから。
        ……バルターさん、いえ。特に不満はありません。暴走したらボクに押し付けてくださいカーラを。  
         
         (そう、そうだ。もう一つ負けられない理由があった。滾る理由があった)
         (己の隣には多くの戦いを潜り抜けた仲間がいるだけでない。今日の闘争は竜の友がいて、愛しい人がいる)
         (カッコ悪い所は――魅せられない)
        今日は最初から全力で行きますよ!ディノク!ボクに倒した数で負けたら笑いものにしますからね!
        カーラ!守るなんて月並みな事は言いません!任せましたよ!…味は悪いかもしれませんが量だけは多そうですから!
         (一つの身体に三つの声。聞く者が聞けば正気を疑うようなその声には、パァっと顔を輝かせて)
        ファムさんまで来ましたか…その顔、何やら切り札を持ってきましたね。楽しみにしても良いですか?
         (飛翔する姿を見て負けてはいられない。と剣を肩に構える)
         (透視の魔眼が自然と発動するほど高揚している自分が居るのに気が付く)
         (色んな気持ちのいい音は、かの狂鳴のイグナディオムの悪音を掻き消さんばかりで、その中に混ざれる事が楽しくて浮かれるだなんて、なんて子供っぽいと心の中で苦笑)
        ………付与術始動。
        研ぎ澄まされし。
        伝説の。
        冒険譚。

        (黒剣アステールが黄金に輝く。かつて何処かの世界にあった冒険の続きを象徴するかのように)
        (その剣を手に無数のルモーネの群れの中に突っ込んでいく、混戦の中で視界を斬る技は使えない。代わりに振るわれる黄金の剣は踊るように、歌うように)
        -- 刀夜 2022-06-26 (日) 21:29:44
  • 古戦場。かつて人と魔の戦いがあったそこはテアトレットの戦いと呼ばれた血で血を洗う戦が行われた場所だ。
    しかし、それも古きのこと。今はただ少しの草木と岩が横たわるだけの荒れた大地があるだけだったが…。
    そこに、異質な存在があった。ある日忽然と現れた、微かに光を受けて卑しく輝く黒い結晶体で出来た大きな構造物が。
    魔物ルモーネと相対、もしくはその噂を聞いたものであれば分かるだろう。その結晶体はかの魔物の生んだものであると。
    盃を逆さにしたようなそれは、感じ取れるならばその直上、視線を少し上げた空間に何らかの干渉を仕掛けている。
    通常の視界でも分かるだろうそこは、蜃気楼のように空間そのものが歪んでいるように見える。
    つまり、それは、悪しきが注がれる器。祭壇だ。
    -- 2022-06-26 (日) 19:41:23
    • (楽師が祭壇を目を細め睨む。まるでこれから起こることを予感するように。そうして仲間へと振り返り、その唇を引き絞る)
      あの祭壇…のつもりだかなんだかのアレは多分、召喚器の一種だ。以前の大攻勢の失敗を学んだんだか、
      どっかの悪魔のやりかたを盗み見てたんだかは分からないけど、あれをこのままにしておくと悪神が顕れてしまう。
      ……気づくのが遅れてしまったけれど、恐らくまだ間に合うはずだ。あの祭壇を徹底的に壊すよ。
      (初動の遅れを悔やむ暇は無い。祭壇の破壊には確実にルモーネの妨害が発生するだろう)
      (それに対応する戦力を集めるのにも時を食ってしまった。更には王都の軍は編成が遅れている)
      (迅速に破壊せねばと、予備の音珠を出来るだけ押し込んだ雑嚢を備えた楽師が祭壇へ向け足を進める) -- フルラ 2022-06-26 (日) 19:41:38
  •   -- 2022-06-20 (月) 20:41:49
  •   -- 2022-06-20 (月) 20:41:45
  •   -- 2022-06-20 (月) 20:41:44
  • 【防備が固められつつある城砦】 -- 2022-06-26 (日) 19:42:32
    • (辺りには土塁や矢盾などが並べられている) -- 2022-06-26 (日) 19:43:33
      • (綺麗に簀巻きにされている祝福を約束されたニェ族)
        ああ 顕現を望まれぬ哀しき神よ
        今はまだ その時では無いのですにぇ -- にぇ 2022-06-26 (日) 20:57:56
      • あれが、悪神……スヴィーカリのときは顕現しそこなったけど、今度は完全なる顕現か!
        (遠間で何が行われたのかハッキリとは視認できなかった だが、フルラから何かを奪った悪神が力を取り戻した それだけは認識できた)
        まずい……フルラ先輩!?(彼女の身体はアルベルティーナが支え、治癒を行っている 不安だがこの距離では見守っているしかない)
        (そして悪神の落とし子たるルモーネも残響として弾け、顕在化する)とりあえずこいつらに皆を邪魔させるわけにはいかないなぁ(城砦に集った人員にそれぞれ指示を出し、攻勢を駆ける)
        戦場に近いところから駆除を!とにかく悪神の周りの掃除から始めよう 討伐の邪魔だけはさせない……!(バリスタの射出先を逐一通達し、戦場の皆へルモーネが押し寄せないようサポートを図る) -- シリウス 2022-06-26 (日) 21:13:58
      • (各所で慌ただしい城塞に遅れ馳せで参陣したのは仮面の一団…)
        (何かしらの兵器の類か…多頭の荷馬に曳かせ、覆いに包まれた巨大な荷が目に付いた) -- フォン 2022-06-26 (日) 21:30:13
      • ・・・・・・(静かに戦場を見守る) -- エシオトロット 2022-06-26 (日) 21:33:14
      • (ずりずりと簀巻きのままカメ先生の甲羅に乗る祝福を約束されたニェ族)
        願わくば… この身でその怒りを鎮めてさしあげたかったですにぇ -- にぇ 2022-06-26 (日) 21:44:19
      • (いい歌だけど、テンバーは夢中になってて聞いてないだろうなぁいやはやもったいないと首を振ってる)
        (甲羅にのっているにぇには「またいずれ機会もありましょう」とのんびり応えてる) -- エシオトロット 2022-06-26 (日) 22:00:56
      • 残念なのですにぇっ 最近のヒトは倫理が育ち過ぎなのでは?
        贄の必要性を考え直すべきですにぇ (ふんす) -- にぇ 2022-06-26 (日) 22:05:33
      • ひぃーーーー・・・・(「人が力をつけ、またゼイムとの交流が進んだ結果、人々の心が神から離れつつあるのかもしれませんねぇ」なんて、何処か愉しそうに語る) -- エシオトロット 2022-06-26 (日) 22:08:53
      • ……一切の雑音も許さない静寂を望む存在か。狭量にも程があると言うべきか、神として徹底していすぎて恐れるべきか
        生贄で静まってくれるような度量があれば、もう少し付き合い方もあったんだろうけど。生けとし生けるもの全ての音が憎いと来れば、ねぇ
        (そして、歌声を取り返したフルラの歌を聞けば)……透き通ったいい歌だ。何の力も籠もってないけど、人を奮い立たせるに足る、素晴らしい歌だ
        (初めて人前で歌声を披露した楽士の歌は、後方で支援を行う人々の心にも届き、城砦が歓喜で湧き上がる 無論、この男にも) -- シリウス 2022-06-26 (日) 22:10:41
      • この美味しさではご満足頂けないと?
        皆さんは判断されているのでしょうかにぇ…
        それもまた哀しいですにぇ -- にぇ 2022-06-26 (日) 22:19:51
      • (「これもまた時代の変化なのかもしれません・・・それに対応しないというのであれば、神もまたより強く、贄もより芳醇にならねばなりませんね」) -- エシオトロット 2022-06-26 (日) 22:25:14
      • フルラさん…(現れた悪神、その異様に怯まず向かっていくのは古竜、悪神の眷属とも渡り合った兵達)
        …(少しの間戦う者達を眺めていたが、すぐにルモーネの殲滅任務へ戻る) -- プレイグ 2022-06-26 (日) 23:07:31
      • せめてこの(せいじゃく)を あなたに
        (口をつぐみ ただ祈りを捧げる祝福を約束されたニェ族)
        (簀巻きのまま) -- にぇ 2022-06-26 (日) 23:23:47
      • (後詰として城塞に入った教会の騎士達…その一部は早々に「巨鎧」で押し寄せてくる「悪音」へ向けて駆け、防衛に就いた)
        (騎士ではない仮面達もまた城塞の各所で旋律を、その推移を聴き続けた…やがて古戦場にあった一切の悪音が消え、)
        (終止符が打たれた瞬間の、最高潮となる歓声の中で仮面の一人は…遠見の中に映る学友の姿を見つけて、静かに安堵の吐息を洩らした) -- フォン 2022-06-27 (月) 02:26:38
  •   -- 2022-06-28 (火) 01:16:28

Last-modified: 2022-06-28 Tue 01:16:28 JST (42d)