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| | アメジストめいた輝きを帯びた大剣は、影も形もなくなっている
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- 女王が作った上級魔法具の通称。手にした者の運命を見通し、その才が花開くまで悪意に満ちた世界から守り続ける一種のアミュレットである。
厳密には聖にも魔にも属さず、狭間にある「何者か」が審判を下すという。女王だけがその構造と原理を知る。
- その形は様々だが、原則的には細かい装飾が施されており、中枢には魔法石が誂えられている。
スアラに与えられたのは大剣を模したものであるが、形を模しただけではなく実戦にも耐えられるよう、頑丈かつ重厚な作りの両手持ち両刃剣に仕上がっている。
心金はミスリル鋼、外を覆う三層も魔術や霊的ないし神聖な力を帯びた金属を用いており、強靭。同時に、重量も相応のものである。
- 鍔は彫金細工が施されており、中央には赤い魔法石が輝いている。その真上、刀身の中央に据えられたシリンダーは「入れたものを斬撃に乗せて放出する」ためのもの。
鷹の爪とか入れると木っ端微塵になった一味が物凄い勢いで飛んできたりする。小石の類は入れた量以上に増える。理由は定かではない。
- 女王の魔術を回避し、それに対抗するための方策を得るためにセータ・シークエンスに委ねた。
- 以後、記憶の強制書込は行われない。同時に、生命保護の能力も失われる。
- ただし、能力開花は既に行われた可能性がある。
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