ハーケル家出身 アールヴァン 95773 Edit

ID:95773
名前:アールヴァン
出身家:ハーケル
年齢:40
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴

最期なんてものは意外とあっけなく訪れるものだ
人にも、化け物にも……そして英雄にも等しく……それは訪れる

数本の剣や斧が壁にたてかけられており、隅には使い込まれたフルプレートが鎮座している
机の上にはいくつかの書状がおかれている。生前に書かれたもののようだ

裏庭の木の根元には深々と長剣が突きたてられており、刃には短くこう刻まれている
戦以外を知ることを恐れた戦鬼、ここに眠る
と……
























噂話 Edit

「……東外れの森の奥にぼっろい小屋があるんだけどよ……あそこ、『出る』らしいぜ? 特に何されたって話はきかねぇけど、今日日アンデッドなんて珍しくもねぇからな。用がないなら近寄らないに越したことはないと思うぜ?」

災厄騎士 Edit

戦場を渇望する願いと信念のみで動き続けるアンデッド
すでに正気は失われており、理性はないが、体に染み込んだ戦の理で動くため、まるで知性を持っているかのようなアンデッドらしからぬ動きをする
強者、または己との戦いを望む者に対して呼応し、その姿を現すらしい

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人気のない小屋 Edit

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お名前:
  • (既視感……最初、そこで感じたのはそれだった。あまりにも自分の住居とにたそれが……そういうものがそこにあるということは、騎士団やらからの情報でだいたいは知っていた。知っていたが……俺は今まで来ようとはしなかった)
    (なぜなら……怖かったから……恐ろしかったから……真実を知ることではない。醜悪なアンデッドを見ることでもない)
    (二度も父の死を認めるのが……怖かったから……)
    だが、それを乗り越えない限り、俺の戦場が潰えることはない……(自分の家とそっくりな森の奥の小屋……裏庭の木の根元に深々と突き刺さった長剣。そこに刻まれた文字を読む)
    あなたは戦場を愛していたときいた。そして、戦場に帰ることを常に望んでいたときいた……なら、俺は戦場と決別するために、あなたと戦おう……!
    いつもの場所で待っている。俺とあなたを繋ぐ唯一無二の場所で……(それだけ言って去っていった) -- エクフェス 2009-03-09 (月) 11:19:13
  • (突き立てられた長剣とそこに刻まれた短い言葉を眺め、少年は肩を竦める)
    帝都での処刑は一般公開されなかったらまさかとは思ってたけど……ありゃやっぱり嘘だったか。それでも、死んじまってる事にゃ変わりはねぇけどよ。知ってるかいおっさん、アンタの故郷にゃアンタじゃない奴の埋まった墓があるぜ
    (そこらでつんだ野花を適当に添える。戦以外に何も愛さなかった男だ。戦以外の何を手向けようと、この男は喜ぶまい。だから、墓前に添えるもんはこの程度でいいと思う)
    本国じゃ化物呼ばわりだったあんたも……ここじゃ、一応人間らしく死ねたらしいな。でも、死んだ以上はアンタは俺の師匠じゃねぇ。ただの死体だ……生きてりゃ自然と肩を並べる日もあるだろうよ。せいぜいあの世で見物しててくれ(短く黙祷し、その場を後にした) -- ウォレス 2008-10-19 (日) 17:54:50
  • 死を願われて「英雄」は完成する。災厄の名に恥じぬ戦ぶり、誠にお見事でした -- ケイオスソーサラー 2008-08-17 (日) 22:57:09
  • 挨拶に来るのが遅くなった・・・。 話を聞くに色々あったみたいだな。
    しかし今でも尊敬している事には変わりない。 隊長、お疲れ様でした。 -- エルメス? 2008-08-17 (日) 18:33:47
  • ス「へっへ〜、その場にゃいなかったが見てたぜ、最後に派手に立ちまわったみてえだな」
    ハ「いひひ!楽しかったぜ!それじゃあなおっさん、そっち逝ったらまた試合しようぜ〜」
    ス「じゃあこれで…ああ最後に、散々自分の事戦鬼だなんだ言ってたけどさ、俺はあんたはいい奴だったと思うぜ
    ま、生きてるうちに聞いたらあんたは笑って聞き流してただろうけど」 -- スワロウ&ハイエナ 2008-08-14 (木) 18:36:31
  • 長のお勤めご苦労様でした。貴殿と剣を交えられたのは、私の僥倖と言えましょう。
    平穏を捨て、血塗られた修羅道を選ばれるとは真に結構。卿の剣が常に勝利と共にあらんことを、及ばずながら祈っております。
    (一瞬皮肉めいた笑みを浮べると、深々と頭を垂れて敬服を表した) -- ヘルミーナ 2008-08-14 (木) 14:09:23
    • 途中で投げ出してしまって悪いと思っているが、やはり俺は戦鬼でしかない……俺は俺のあるべき場所へと還る
      ヘルミーナ殿も健勝でな -- アールヴァン(生前)? 2008-08-14 (木) 14:24:11
  • さよなら、アールヴァンさん。貴方はまさしく、闘技場の英雄だった。
    今まで楽しませて頂き、真に有り難うございました。
    (騎士の礼儀を知らぬ人形師は深々と頭を下げて見送った) -- 神楽? 2008-08-14 (木) 13:58:46
    • 英雄……か。ふふ、ここに来てもそう呼ばれるとは因果なものだな(肩を竦めて苦笑する)
      空蔵神楽……戦いこそしなかったが、貴殿の実力は分かっていたつもりだ。もし、また会うことはあれば次はこちらで語り合おう(ニヤリと笑って剣を構える)
      では、な…… -- アールヴァン(生前)? 2008-08-14 (木) 14:22:39
  • 「副団長…! いや、我が戦友、アールヴァン・ハーケル殿。
    ……御武運を」
    長剣を立て、敬意を表する。 -- 銀草騎士 2008-08-14 (木) 13:25:19
    • (同じように長剣を立て、敬意を表して返礼する)
      我が戦友にして最高の部下、キノ・コーガよ! 俺は貴殿と共に戦場を駆けた日々を忘れはしない! 我が闘争の道は未だ潰えず、そしてこれからも潰えることはないだろう! 
      貴殿と歩む道が再び交わらん事を願い、猛禽の誓いと共にここに敬服の意を述べる!
      さらばだ! 猛禽の騎士よ! さらばだ! 狂気の淵を知る騎士よ! 我の栄誉は永久に貴殿とあらんことを!
      (一通り向上をのべ、肩を竦める)
      ……中々に楽しい数余年だったぞ。キノ・コーガ……ありがとう。そして、さようなら、だ……では、な -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 13:48:56
  • あうあうー!!アールヴァンさん帰ってきてるんだってー?!(ばたばたばたっと騒がしい音とともに現れる子供)
    わー!ほんとだ!ほんとにいるー!おかえりなさーい!!!わーい!!
    …え、あう、でもまたどっかいっちゃうの…?…たまには帰ってくるー…? -- ラズ 2008-08-14 (木) 13:21:17
    • いや、もう戻ることはないだろうな……俺が還る場所は戦場のみだ
      ファロス卿にあうことがあれば……よろしく言っておいてくれ(静かに微笑んで頭を下げる) -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 13:40:58
      • あわわ、頭を上げてくださいなの!!僕は騎士見習いみたいなものなのだから!
        ……そっか…帰ってこないのか…隊長帰ってきたらしょんぼりするよー。あうあう。でも、伝えるね!約束します!!
        あ、あのね、でもね、もしも戦いに疲れたらいつでも帰ってきてほしいの。僕はここでずっと騎士の旗守ってるからね。
        だから、さよならじゃなくて……いってらっしゃい、なの。…遠く離れてもいつもご武運をお祈りしています。
        (ぺこり、と頭を下げる。いつの間にか滲んでいた涙をぬぐって えへへ、と笑うと帰っていった) -- ラズ 2008-08-14 (木) 13:52:05
  • …、お疲れ様でした、アールヴァンさん。 (お喋りな青年。 別れの言葉は短く。 尊敬を込めて騎士礼を送り、そして、微笑んだ。) -- イムタット 2008-08-14 (木) 12:56:43
    • ……(黙って儀礼的に礼を返し、鋭い眼光で見つめ返す)
      強さを渇望する心……それを叶える力……そして何よりも「信」を貫き通した男よ
      俺は俺の居るべき場所へと還り、俺の辿るべき末路を辿るであろう……だが、お前はそうであってくれるな。決して潰えてくれるな……お前は、俺のなれなかった「皆から求められた英雄」であり続けてくれ……
      もし、また会うことがあればその時は言葉ではなく、これで再び語ろう(微笑んで剣を構える)
      それじゃあな…… -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 13:08:36
      • 貴方は戦場で生き、きっと、戦場で死ぬのでしょうね。 それの良し悪しは、僕にはわかりません。
        でも、今の貴方は、初めて会った頃の貴方ではない。 …戦う『だけ』の鬼には、もう、見えませんよ。
        僕は英雄なんかじゃありませんよ、アールヴァンさん。 …でも。 (見上げ、剣の構えの方を取る。)
        次お会いする時にも、貴方に呆れられる様な男には成り下がっては居ません。 貴方に恥じぬ男で居続けて見せます。
        …。 (去る男の背を見送る。 自分と表裏で繋がったような、不思議な友人を見送る。 願うのは。)
        貴方に幸あれ。 -- イムタット 2008-08-14 (木) 13:20:23
  • 『本日黄金騎士団に入団しました。アールヴァン副団長に直接ご挨拶出来る日が来るのをお待ちしております』
    (メッセージカードとシングルモルトの瓶を置いていった) -- ネモ 2008-08-13 (水) 22:26:49
    • (静かに微笑んで、シングルモルトをゆっくりと堪能した) -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 12:33:12
  • ス「引退おめっとさん、バトルマニアのアンタとしちゃ不本意か?」
    ハ「ひひ、これからはもっと強い奴のいる地方でも行くんかね?」 -- スワロウ&ハイエナ 2008-08-10 (日) 23:49:06
    • まぁ、だいたいそんな所だ。戦鬼の還る場所は戦場のみ……血飛沫と狂乱の園こそが俺には相応しい…… -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 12:31:03
  • ………旅が終わり決意が固まったのならば、また何か手土産でも持ってくると良い。
    此方も何か用意して待っていよう。 -- トーコ 2008-08-09 (土) 02:03:53
    • ……お前は得難い友であり、そして得難い理解者でもあった
      答えを出した後は伺わせて貰おう -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 12:25:28
  • この度、第二分隊の副隊長に就任となりました、ネムイ・トリノミアスと申します…
    この世界のあらゆる戦いの場で貴方を見させてもらいまたが…このような形でご挨拶するのは初めてですね…宜しく…(右手を胸に沿え座礼した)
    …素朴な疑問ですが、私は戦いを放棄し徒に時を過ごしてきましたが…戦いに生きる貴方はこの先どうするのですか? -- ねむい 2008-08-08 (金) 22:12:53
    • 俺が生き、帰る場所は戦場のみ……考えは既にまとめている……問いには行動で答えることになるだろう -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 12:23:49
  • (勝手に入ってほつれたマントにクマのアップリケを縫い逢わせて帰った)
    ん 誕生日のプレゼントじゃ! -- 蘭丸? 2008-08-05 (火) 17:32:07
    • おお、すまんな蘭丸
      (アップリケを見て)ぬぅ……お、俺には少し不釣合いな気もするが……(肩を竦めて苦笑する) -- アールヴァン? 2008-08-14 (木) 12:20:02

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生前の記録、姿 Edit

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それは望まれぬ英雄の辿る末路 Edit

大陸の戦役で活躍した騎士。
用兵術に長けた男で、味方からは英雄、英傑と呼ばれ、敵からは『災厄騎士』の名で恐れられていた。
長く続いた戦役は、彼の所属する陣営の辛勝で終わった。
彼は多くの部下と引き換えに勝利を祖国にもたらしたが、そんな彼に与えられたのは恩賞ではなく、重く冷たい手枷だった。
逮捕時に読み上げられた罪状はどれもこれも身に覚えの無いものばかりで、完全な言い掛かりだった。

だが、彼の擁護をする人間は誰一人として存在しなかった。

その時、彼は悟った。
……自分は国と仲間に捨てられたのだと。


「分かっている……戦うことしか知らない人殺しの居場所なんて、そう多くは無い。これは当然の結果なのだ」


かつての仲間をその手で屠り、騎士は出奔した。
自分の居場所に帰るために。
英雄が存在できる「戦場」へ帰るために。

その他の過去や人柄 Edit

・既婚者。妻と1人息子が居たが、戦争で2人とも死んでいる。
・最初、戦争での活躍の原動力は家族の仇討ちだったが、その目的は次第にただただ戦う事へとすり替わっていった。
素顔

今までに使った剣術、体術 Edit

・切り返し
基本的な一刀剣技。
袈裟に斬り入れた剣線を素早く返し、逆の方向からの袈裟斬りを浴びせる連続剣。
シンプル故に応用の利く技。これが発展すると多段斬りや五月雨斬りのような乱撃になるが、アールヴァンは多対多が基本となる戦場に居た期間が長い為、乱撃よりも返し技や一太刀で相手を葬れるような技を好む傾向がある。

・切落
反撃剣技。
相手の「意」を読み、相手の踏み込みに合わせて一拍子で得物に対して斬り込み、完全に攻撃態勢に入ってしまった相手を斬り伏せる。
即ち、自分が打ち込む一拍子で、相手の太刀を切り落とし、外して己を守り、その一拍子の勢いのみでそのまま相手を斬る。ただ一つの太刀捌きで攻撃と防御を行う。 非常に高度な技であり、未だ極意の習得には至っていない。失敗する事もある。

・竜尾返し
アールヴァンの得意とする奇剣。
応用次第で使用方法は多岐に渡るが、基本的には自分の攻撃に対して反撃してくる相手に更に反撃する連続剣の形で使う。
反撃に置いては相手にかわされた、または返された斬撃をそのまま流れに逆らわずに振りぬき、後方に回転して回避行動をとりつつ遠心力を乗せた強力な一閃を放つ。
そのまま攻撃する際は回転して背を向ける事で相手の動揺を誘い(主に逃亡を装う)、その一瞬の隙をついて一刀の元に切り伏せる技となる。
一瞬とは言え相手に背を向ける事に違いはなく、非常にリスクの高い技である。

・地走り
剣を地面につきたて、勢い良く振るう事で土砂を相手に投げつける。

・霞払い
父親から伝授された我流奥義。「間合い」に重きを置いた剣技。

・霞二段
父親伝来の奥義、霞払いを更に発展させた二段攻撃。

・流し斬り
新たに編み出した我流奥義。後の先を取ることを主眼においている。
他にも使える人が酒場にも数人いるようだが、同じ物かどうかは不明。恐らく別物。

・不動剣
虹弦道場での修練を元に編み出した我流奥義、攻めの型。守ることも次の一撃を放つ事も考えずにただただ無心に振る捨て身の一撃。

無意味な出会いなど存在しない……出会った以上、そこには意味があるのだ。 Edit

ジュン・ホシノ?
業に縛られる女。
それを課すのは果たして己か、それとも宿命か……

ネフローネ・ヴァンクルス
黒髪を持つエルフの女。
知性あるものは時に些細な違いだけでそれを「敵」と認識する。
人もエルフも、そこに違いなどはない……

トーコ・シィナ
鋼の煌きを身に纏った女。
その刀身は薄く鋭く。
その灯心は熱く儚く。

のの
雑踏に紛れる意思。
今の俺にとって、食事は生命活動の維持に必要なものでしかない。
だが、かつてのそれはそれ自体が意味を持っていたような気がする……

エース・ロウ?
真の英雄を志す男。
「災厄騎士」は人心の闇に潰えて消えた。
だが「切り札の名を持つ男」はどうなるのか?
見届けるのも悪くない……

パルフイシュトラープ・リッキリカカリルレカ?
己の過去を探す女。
過去とは足枷のついた宝である。
時に重く、時に尊い。だが決して捨てられはしない。
例え見つからなくともいつか必ず手に入るだろう。 何故なら今すら既に過去なのだから。

エイランド・アイスシアー
騎士に憧れる騎士。
こういう男は組織には必ず必要になる。
必ずや騎士団の支えとなってくれるであろう。

ネモ・ダカール
運命に駆り立てられた男。
口はアレだが、貸し借りを重んじる真面目な男だ。

ミューゼル・ローゼンハイム
死に抗う女。
その内に灯るモノは果たして魔の誘惑か?
はたまた生の煌きか?

フロムヘブン・リベラ?
蒼い狼。
その剣技の冴えは同じ剣を持つモノとして憧れずにはいられない。

アリソン・オーベルシュタイン?
託宣の受けた芸術家。
彼は焼け落ちた黒炭から新たな世界を想像し、創造する。

アリアン・ウィドー
黄金の鎧を探す女騎士。
しなやかな女性の筋肉は男にはない柔軟さを生み出す。
先祖伝来の技、いつか見てみたいものだ。

黒鎧のウォルサム?
漆黒の重騎士。
超重武器は戦場に置いて恐怖の象徴だ。
故にその使い手は死の織り手であり、同時に真っ先に狙われる的でもある。
……だが、ヤツから戦場の匂いはしない……
最後まで素性のしれない男……いや、騎士だった……

セリーヌ・プリムローズ
寡黙な追放騎士。
戦場で多くを語る必要はない。
ただ戦い、ただ振るえばいい。

パリィ・ベア?
帝国の重装騎士。
防御の技は騎士として最初に習得せねばならない技だ。
その基本を重視する姿勢には憧憬の念を送らざるを得ない。

鎧騎士F90
異世界の鎧騎士。
率先して前へ出て、味方の盾となり、活路を開くのが我ら甲冑を身に纏った者の宿命……
……故に前線は常に我らの領域であり、我らの戦場だ……

ヨツキ・ミツモト
牌を持つ少女。
河の流れと人を読む事で勝利するらしいが……

アーンヴァル・レィザル・シンキー?
酷似した名を持つ女。
よくこちらの女性と間違えられるが……俺とは似ても似つかないな。
こんな戦狂いより、彼女の方が遥かにできた人間だ……

アキレア・フラッテリー
誇り高き喧嘩屋。
戦いには身分など関係ない。
彼をその事を誰よりも分かっている。

グリングルベルド・ベウルナール・リング?
疾風の光を秘めた騎士。
技術は己を裏切らない。信念は己を裏切らない。
己の内の光を失わない限り、彼は強くなり続けるだろう。

ツキカゲ・キョウワコク?
全てを貫く銀の弾丸。
天に輝く月の影を捉えることは出来ない。
だが影から一歩踏み出して日の光に触れたとき、それは一体どうなるのだろうか。
いつか戦ってみたいものだ。

カローシ・クローニン
無と有の狭間を知る者。
0と1の間にすら無限の数字が広がっている。
組織には数字を理解する人間が必要不可欠だ。
彼こそ騎士団の柱というに相応しいのかもしれない。

フェリシー・シャブリエ?
亜人の女騎士。
その技のキレを確かめる間も無く、彼女は戦場に散った……

アセルス・ファシナトゥール?
半妖の狂戦士。
俺と彼女は同属だ。戦いを渇望する戦鬼だ。
もし俺が死ぬ日が来るのだとしたら、彼女のような者の手に掛かって死にたいものだ……

イムタット・アルチェット
真の英雄。
その英雄は英雄ではなかった。一つの大事な物を守る騎士であった。
その生き様は俺には眩しすぎて、真正面から見据えることはできない……
……魚が水の中でしか生きられないように、災厄は争いの中でしか生きられないのだ……

アリス&テレサ
歪な双子。
姉の瞳には己しか写らず、妹の瞳には姉しか写らない。

アレハンドロ・コーナー
金鵄隊長。
弱者の盾となるのが騎士の本分であり、本来の生き様だ。
……今の俺の身は盾にはなりえない。

カイム・カールレオン?
沈黙の戦士。
その男は業を背負い、業に生き、その末に冒険者となった。
……俺と彼は似ているのかもしれない。

シニンニ
仮面好きのアンデッド。
俺も戦に狂った戦争の亡霊だ……
似たもの同士だな。

伊達政宗
伊達騎馬鉄砲隊長。
騎馬は戦場の要にして主柱のひとつ。
戦場では必ずや活躍してくれるだろう。

クリスティーナ・ザンフォード?
銃士。
武器は所詮道具に過ぎない。
どう使い、どう生かすかが重要なのだ。

アルティア・ベルモンド
拳の魔術師。
焔を纏いし四肢を振るう。
それは仲間の為か。己の為か。

アルバータ・メイスフィールド
男の雰囲気を纏う女。
多くと聞こうとは思わない。
過去は過去でしかないのだから。

ジャン・マルクール?
悪魔に魅入られし若き騎士。
この手の物語は大抵ロクな結果にならない事が多い。
だが現実は如何なる物か? 結果は自分次第だ。

マドツキ・ユメニッキ
狂気の象徴……らしい。
詳しい事は俺にも分からない。
白昼夢のような存在。

クレア・バーサーカー?
半獣人の娘。
安心しろ、お前は既に充分強い。
あとはそれを信じる事が出来るか否かだ……

虹弦蘭丸?
我が師。光無き煌きを知る盲目の剣士。
俺は戦しか知らぬ。他は知ろうとも思わぬ。
……かつては確かにそう思っていた……

メルクリア・ストロボライツ?
閃光を振る剣士。
レイピアは我ら重装騎士にとって鈍器と並び天敵たる存在。
だが故に対策はある……

ラズールカ・ミハイロフ
永きをたゆたう鬼の子。
仲間の為に、笑い、涙し、そして待つ。
「待つ」事こそが、彼の戦場なのかもしれない……

リオ・オークランド
仮面の女。
その仮面は素顔を隠す為か。
それとも過去を隠す為か。

空蔵神楽?
人形師。
言葉の裏の更に裏。
佇む思考の先は見えない。

ティムアル・テハクト?
黒衣の剣士。
貪欲なまでの強さに対する渇望。
そして明かされぬ過去……あの男は一体……?

ワタル・イノウエ?
心眼を修める為に自ら視覚を閉じた男。
長きを生き、知るは不幸か幸せか。
最近はまた目を開いているようだ。

レイセオル・ファルクラム
冷静沈着な騎士。
戦場に置いて最も厄介なタイプであり、最も頼りになるタイプの男。
ともに轡は並べたが、いつかは敵として戦場で……ふふふふ……

スワロウ・グリード?
得体の知れない男。
魔術については俺は無知だ。
だが、奴が油断なら無い男であることだけは分かる。

辻絵師
残る思いの1つの形。
会う事は余りない。喋る事も余り無い。
だが俺は確かに彼を知っている。

ナックル・ストライカー
殴り屋。
拳の信じる先は英雄だという。
俺は至り損ねたが、彼ならばもしくは……

ボル・テッカ
凄腕の間者。
間者の優劣は戦場に置いて勝利を左右する。
殺し合いの場に置いて情報とは血肉なんら違いなどないのだ。

マンクー・マンクーサ?
不可視の女。
多くを知る事も語ることも叶わずに逝った。

ケイオスソーサラー
混沌の神に仕える魔術師。
病に関する口伝をしているらしい。

ハイエナ・グリード
走り抜ける狂気。
多くを語る必要はなく、多くを知る必要もない。
きっと奴もそうなのだろう。

マーシャ&カーシャ?
機械人形の双子。
だが、心を持ったのならばそれはもう機械ではない。
……その顛末を知る事は叶わない。

ファロス・ネヴァーベンド
指導者の才を持つ男。
高いカリスマ。柔らにして鋭い太刀筋。
英雄足りえる素質を持つのは彼のような男なのかもしれない……

ユン・シャオニィ
拳神。
いつか戦える機会が訪れる事を、俺は待ちわびている。

ゲイル・ジェラルド・ゲラン?
見知らぬ男。
だが俺は確かに奴を知っていたし、
奴も確かに俺を知っていた。

タリス・ストライド?
聖剣を探す守りの戦士。
守る事は攻める事よりも遥かに難しい。
だか、彼はきっと守り続けるだろう。

ローキック・イズマイライフ
蹴りに全てを賭けた男。
信念に生き、信念に死んだ。

ローオッシュ・J・スマートワイパー
後方支援の血脈。
彼もまた潰えた。

ヘルベルト・フォン・マンシュタイン
かつては敵同士だった旧帝側の男。
かたや災厄、かたや悪魔……
お互い国を捨てた身。これもまた奇縁だな。

ファルケンベルグ・ゾンメルフェルト?
黄泉路よりの帰還者。
……妻子を殺されたその時より、俺は殺す覚悟も殺される覚悟もとうに決めている。
……殺されるまで殺し続けてやろう……!

覚書 Edit

更なる戦いと新たな戦場を求めて騎士団に所属する事にした。
我ながら不純極まりない所属動機だと思う。だが、俺は歩みを止めない。
……もう俺には戦いしかないのだから。

フッ……四月くらいは冗談も言うさ。
冗談冗談、全部冗談。
嘘も真も……夢も現も……な?

戦うたび俺の心は満たされる。戦う事が出来るのならば、戦場に帰る事が出来るのならば、俺は他には何もいらない……
……狂気に躍る人殺しの居場所なんて、他にあるはずが無いのだから……

最近、忙しくて筆が進まない。継続は力なりだと言うのに……俺とした事が……



ビヨンド・ザ・クリムゾン」なる大斧が送られた。どうも蘭丸のところに届けられていたらしい。
超重武器は戦場に置いて恐怖の象徴……馬に乗るときは良く使ったものだが、最近は余り使っていないな

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戦う事に理由など必要ない
俺は荒れ狂う嵐でいられればそれでいい
眼前に立ち塞がる全ての障害を薙ぎ払う、意志無き暴風……
俺は災厄だ……
災厄は災厄らしく振舞えばいい……


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蘭丸とメシの買出しに行った時

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アレハンドロ団長、ファロス卿と共に描いていただいた

作戦指令 Edit

議会より我らが騎士団に盗賊騎士討伐の命が下された。
政情不安の状況下では大規模どころか個人規模でも武装騎士が出入りする事は難しいだろうと予想される。今回は作戦初期にどれだけ水面下で秘密裏に活動できるかが重要になってくるだろう。
我ら灰鷲隊は性質上、潜入、諜報工作等は不得手である……よって、作戦初期は状況が揃うまで待機とする。
敵の規模、武装等はまだ不透明な部分が多いが、城砦を拠点として活動している模様。装備もそれに順じたものであると予測される。予定では敵の守備準備が整う前に奇襲をかけ、一気に制圧する。
よって、当初予定していた胸甲騎兵・重装歩兵での強襲は汎用性・利便性の観念から見送りとし、今回は軽装歩兵や弓兵を中心とした機動性の高い部隊を編成する予定である。攻城戦用装備は破壊槌と火矢程度に止め、あくまで保険とする。
なお、今回の作戦で連絡員は非常に重要性の高い兵種となることが予測される為、伊達騎馬鉄砲隊の熟練した騎兵を借用する予定。

作戦決行までは演習の名目をとりつけ、グレゴール領近くに野営地を設営し、状況が揃い次第出撃する。だが、幾ら演習という名目があるとはいえ、余りに大規模に兵を集めては警戒されてしまい、敵に守備準備の設営を急がせる結果になる危険性もある。よって、規模は全体で小隊規模、隊員一人一人に与えられる兵力は分隊規模程度になると予測される。

なお、この作戦計画はあくまで予定である。恐らく作戦会議等で内容は変化すると思われるので、各員ともそのつもりでいるように。

今のところは以上だ。質問等あれば直接聞いてくれ。

灰鷲隊 Edit

戦に咽び、眼の曇った猛禽よ。
戦う事が手段ではなく、それが目的となってしまった狂人よ。
俺たちはベッドの上でなんか死ねやしない。
血沸き肉踊る戦場こそが、我らの棺に相応しい。
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灰鷹隊員 Edit

シロウ・エミヤ
己の正義を信じる者。
女生の身に男の如き鋼の信念を持った弓騎士。
戦場はお前を歓迎するだろう。

茸鉱騎士
幻の薬草を探すソードマスター。
内に秘められた戦場を渇望する心と肉を裂く狂気……
狂気は戦場に置いては正気となる。
戦場はお前を歓迎するだろう。


日記 Edit

赤黒い染みのついた薄汚い日記帳がある。

黄金歴93年 5月 Edit

ゴブリンの討伐に赴くことになった。
俺以外の同行者は皆若い冒険者で、三十路を過ぎた俺は少々浮いていた。
若い奴らは元気があっていいが、まだ場慣れしていないせいか、統率はそれほどとれていなかったな。
奴らが一度行動している間に俺は2度行動できるほどだ。

ゴブリンや大鼠の返り血を浴びながら、俺はまだ徴兵されて間もない頃を思い出していた。
15で初めて戦場に出て、初めて人を殺した。
相手は深手を追い、一人で敗走する中年の男だった。
興奮していた俺は男が動かなくなってもまだ生きているんじゃないかと不安になって、顔の判別がつかなくなるまで男の顔を剣で刺していた。

今思えば、俺はあの時既に戦場以外で生きられない身体になっていたのかもしれない。

黄金歴93年 6月 Edit

今月はオークの討伐に出かけた。
ゴブリンよりはいくらか手強かったが、所詮は知略を用いることもない低級亜人だ。
危なげなく討伐することが出来た。

亜人と言えば、かつて共に戦い、飲み、笑い……そして最後には殺しあう事になった異邦騎士達はいまどうしているだろうか?
彼らのことだから上手いこと逃げてくれたとは思うが……いや、今の俺には関係の無いことか……
……俺は戦うことだけ考えていれば良い……

黄金歴93年 7月 Edit

今月もオークの討伐だった。
特筆する事は無い。

モンスターの討伐は罪悪感を伴わない。少なくとも俺はそうだ。
人は理解ではないモノに対しては何処までも残酷で非情になれる。
罪の所在など関係ない……理解できない、たったそれだけの感情で人は他者を殺すコトができる。
だが、それは仕方の無い事なのかもしれない。
……知性を持った者にとって、理解できないモノ以上に恐ろしいモノなど存在しないのだから……

黄金歴93年 8月 Edit

人型モンスターの討伐と言われて行って見たが、結局今回もオークの討伐だった。
まぁ戦えるのなら文句は無い。

そういえば、今回は仕事仲間に面白い男が紛れていた。
クジンシーと言う名の男である。
クジンシーと言えば遠くの大陸で何百年も前に活躍したと伝えられている「七英雄」の一人である。具体的にどういう事をした人物なのかは知らないが、俺でも名前くらいは知っている大英雄だ。
おそらく、「七英雄」と縁のある土地から来た男なのだろう。

まがり間違えば、俺の名も同じように語り継がれていたのかも……いや、これは思い上がりだな……
……「災厄」などと呼ばれた男の名など、誰が語り継ぐものか……

黄金歴93年 9月 Edit

今回も変わらずオークの討伐だ。
特筆することはない。

見ていると分かるが、モンスターにも確固とした階級があり、役割分担が存在する。
このオーク達も、もしかしたら己の家族を守る為に戦っているのかもしれない……
だが、人を襲う以上、お前たちは我らの敵なのだ。
敵である以上、それは討滅せねばならない。
女、子供に至るまで根絶せねばならない。
やる以上は皆殺しだ。
半端な事をすれば復讐の芽を育てる事になるからだ。

敵になった以上は皆殺しなのだ……

黄金歴93年 10月 Edit

今回はオークではなく、コボルドの討伐依頼だった。
コボルド自体は歯ごたえのない敵だったが、奴らの棲み処にオーカーゼリーが居たのは思わぬ誤算だった。
さほど苦労もせずに討伐できたが、この手の液状軟体のモンスターは何度相手にしても嫌なタイプである。

昔、とある街の地下水道に住み着いたゼリーの群れを軍を率いて討伐した事もあるが、あの時も大勢の犠牲者が出た……丸呑みにされて連れ去られてしまえばもう助けられない。一人の為に戦列を乱すわけにはいかないからだ……
あの作戦で死傷者は殆ど出なかったが、行方不明者の数が死傷者の倍以上に上った事は今でも鮮明に覚えている。
……遺体は愚か、遺品の回収すら出来ないのだ。行方不明と言う他ない……
あの時、「行方不明」になってしまった者達は……自分を無視して行軍を続ける我々をどんな目で見ていただろうか?
それだけは今でも思い出せない……

黄金歴93年 11月 Edit

今回はまたオークの討伐だった。
すぐに指揮官を始末できたので討伐は手早く済んだ。

前線で指揮をとる指揮官は強みであると同時に弱点でもある。
前線指揮は味方の士気向上につながり、何より迅速に指示を出せる。指揮官が優秀であればあるほどに有効だ。
だが、それは指揮官がやられてしまえば総崩れになるという欠点も持ち合わせている。皮肉な事に、指揮官が優秀であればあるほどにこの欠点は大きくなる。
良くも悪くも「頭」という事だ。

黄金歴93年 12月 Edit

今回は巨大な蟻の巣の駆除を依頼された。
巨大蟻はその習性ゆえに数が増えると取り返しがつかなくなる。見つけたら迅速に駆除しなければならない。
今回は幸いにも発見が早かったので、それほど苦労せずに駆除が出来た。

これは人伝に聞いた話なので事実なのかどうかは定かではないが、その昔とある国の首都地下にこの蟻が巨大な巣を張り巡らせたことがあったらしい。その時はなんとか駆除できたらしいが、国民の8割以上が蟻に襲われて命を落としたそうだ……奴らは焦らず恐れない。感情が無いからだ。そのくせ、習性だけで作戦行動の真似事を行い、本能で役割分担を決める……ある意味で言えば、最も兵士に適した生物は蟻なのかもしれないな。

黄金歴94年 1月 Edit

今回はコボルドの討伐依頼だった。
相変わらず特筆する事は無い。

犬や狼が亜人となったものがコボルドだと聞くが、狼男とはまた違うのだろうか。
まぁ戦えるのならなんでもいい。

黄金歴94年 2月 Edit

今回もコボルドの討伐依頼だった。
やはり特筆する事は無い。

最近、闘技場なるものが出来たと聞き、足を運んでみた。
早速ヨツキ殿と対戦をしたが、愉悦に浸るに足る充足した時間を過ごすことが出来た。
これからも頻繁に足を運ぶ事になるだろう。

黄金歴94年 3月 Edit

今回もコボルドの討伐依頼だった。
やはり特筆する事は無い。

今日はアキレアという喧嘩屋と対戦した。戦いの矜持を理解している良い男だった。
闘技場で戦う度に、俺は戦いに魅入られていく。
他に何も考えられなくなっていく。
これでいい。これでいいのだ。

黄金歴94年 4月 Edit

今回もコボルドの討伐依頼だった。
やはり特筆する事は無い。

四月は冗談を言ってもいいそうだ。なら不思議な冗談の一つもあるだろうよ。

黄金歴94年 5月 Edit

今回はグールの討伐依頼だった。
途中でブラックプティングが出たが、特に問題は無かった。

不死者というのは斬っていていい気がしない。
昔、ヴァンパイアの討伐に出た事があるが、殺された仲間が次々とグールになって襲い掛かってくるあの様はいつ思い出しても気分が悪くなる。
……敵なら女子供でも切り裂いた血塗れの災厄騎士が今更何を言うんだか……ははは……

黄金歴94年 6月 Edit

今回もグールの討伐依頼だった。
やはり特筆することはない。

闘技場でグリッグという男と対戦をした。
普段はまるで盗賊のような風貌の騎士であったが、いざ戦ってみればその戦い方は実に真っ直ぐであり、澱みが無く、好感が持てた。
……薄汚れた今の俺には放てない、真っ直ぐで、綺麗な一筋の光……
その曇りの無い剣閃の先に、彼は一体何を見て、何を得ていくのだろうか……

黄金歴94年 7月 Edit

今回は久々のコボルド討伐だった。
やはり特筆することはない。ここの所酒場の依頼は物足りないものばかりだ。

闘技場でアセルスという半妖の女と戦った。
高い技量と人外の力を合わせ持った強敵だったが、同時に俺と同じ戦いに魅入られた狂戦士でもあった。
……あの女は俺の辿ったかもしれない可能性の一つなのかもしれない……

黄金歴94年 8月 Edit

今回はこの地方では中堅の部類に入るといわれるモンスター、超巨大ムカデの討伐依頼だった。
流石に強敵といわれるだけの事はあり、大怪我をしたがなんとか討伐することが出来た。

だが、俺の求めた戦いとは違う気がする……何故だ。死力を尽くし、その果てに得た勝利……愉悦を得るには充分な状況のはずだ。
なのに何故……

黄金歴94年 9月 Edit

今回も超巨大ムカデの討伐だった。
特筆することは特にない。

……俺が求めた戦いとは、こんなものだったろうか……?
俺は一体何を求めて戦い、何を願って戦っていたのだろうか……?
この心の奥を焦がす戦いへの情動、欲求、そして願望。
……俺が求めた戦いとは……一体……

黄金歴94年 10月 Edit

今回はコボルドの討伐だった。
最早書くことはない。

闘技場でかの有名な生ける伝説、『聖騎士』イムタット・アルチェット殿と戦った。
技を見切られた上に奥義の先の返し技まで受けられ、今思い出しても日記を書く手が震える。
恐ろしい男だった。同時に素晴らしい男だった。
やはり、真の英雄は俺のようなハリボテとは違うな……ふふふ、その実力と精神力に羨望の念を送らずにはいられない。
……俺は彼と同じ年の頃、一体何をしていただろうか……?
……そして、彼は俺と同じ年になる頃、一体何になっているのだろうか……?
いや、考えるのはよそう……俺は戦いだけを願えばいい。

黄金歴94年 11月 Edit

今回もコボルドの討伐だった。
途中罠を踏んで重傷を負ったが、モンスター自体は大した事が無かったので支障はでなかった。

……俺が望んだのはこんな戦場ではない。俺が望んだのはもっと絶望的で、もっと破滅的で、もっと壊滅的な……そんな戦場だ……もっともっと戦果を挙げれば、そういう戦場に行く事も出来るのだろうか?
まぁなんでも構わない……俺は戦うだけだ。

黄金歴94年 12月 Edit

今回はグールの討伐だった。
特筆する事はない。

グリッグ殿が騎士団を抜けた。己のした事に対するケジメを己でつけた結果であろう……
……敢えて多くは口を出すまい……

……ここで一度日記は途切れている……

黄金歴97年 3月 Edit

長い間、鍛錬やら新団長選出やらで日記に手をつけていなかったが、最近また落ち着いてきたので再び筆を手に取ろうと思う。

今回は最早お馴染みとなったリザードマンの討伐だ。
こんなものでは俺の欲求は満たされない……退屈な時間だ……

だが、代わりに俺は素晴らしい戦士と出会う事が出来た。
モダンスパルタン094、ローキック・イズマイライフ……彼らは未知、愉悦、熱狂、痛み、猛り……ありとあらゆる戦場に俺を誘ってくれた。
耐え難い過去も、過去の惰性として続く現実も、そして俺を苦しめ続ける理性も……何もかも忘れる事が出来る素晴らしい時間だった。
戦場はああでなければならない。
いつか、あんな素晴らしい地獄のような戦場で死ねたらと思うと今から楽しみで仕方が無い。
やはり、人間生きてこそだ。
……生きていればいつか、俺は最高の戦場に出会えるに違いない……そう確信させてくれる一戦だった。

黄金歴97年 4月 Edit

今回もリザードマンの討伐だった。
特筆することはとくにない。

先月が濃密度過ぎたせいか、今月は肩透かしを食らうくらいに何も無い月だった。
残念な事だ。

黄金歴97年 5月 Edit

今回は超巨大サソリの討伐だった。
知能はないとはいえ、サソリは巨大でなくとも既に危険な虫。
それがこれだけの大きさの怪物となるのだから中々戦い甲斐がある。
それなりに充実した良い戦場だった。
酒場の依頼も毎度毎度これくらいならいいのだがな。

黄金歴97年 6月 Edit

今回はオーガの討伐だった。
特筆する事はない。

何者かの散布した奇妙な粉のせいで女になってしまった。
当初は少々焦ったが、調べてみると効果は続いても一ヶ月ほどである事が分かった。
まぁ、一ヶ月程度なら我慢してもいいだろう。なにより、この機会に女性の闘方と男性の闘方の違いを身をもって研究する事も出来るしな。
この一ヶ月は鍛錬で忙しくなりそうだ。

黄金歴97年 7月 Edit

今回もオーガの討伐だった。
特筆する事はない。

例の粉の効果はピッタリ一ヶ月でなくなった。
やはり使い慣れた身体が一番だな。

黄金歴97年 8月 Edit

今回は怪物の討伐と聞いて期待していたのだが、出てきたのは超巨大ムカデだった。
期待はずれもいい所だ……特筆する事はない。

それとは関係ないが、騎士団、アパートの面々と共に海に行った。
俺は当初すわ海戦演習かと海戦の準備をしていたのだが、どうも違ったらしい。早合点は良くないな。
とりあえず、久々に泳いでみたが、やはり水泳は体力の訓練に丁度いいな。偶にはああいうのも悪くない。

黄金歴97年 9月 Edit

(何も書かれていない)

黄金歴97年 10月 Edit

リザードマンの討伐に赴いた。
特筆する事は無い。

私用で駆けずり回っていたら一月経ってしまっていた。慌しい一ヶ月だった。

黄金歴97年 11月 Edit

今回もトロルの討伐に赴いた。
今回は偶々、ベルモンテ孤児院のタリス殿と轡を並べる事になった。
よく名前を聞く男だが、なかなかの勇猛ぶりで、俺が今回一体しか仕留められなかったトロルを三体も仕留めていた。
機会があれば、あの男とも戦ってみたいものだな……ふふふ……

黄金歴97年 12月 Edit

今回は超巨大サソリの討伐に赴いた。
特筆することはない……

黄金歴98年 1月 Edit

今回はリザードマンの討伐依頼だった。
途中罠を踏んで重傷を負ったが、それだけだ。他に特筆することは無い。

黄金歴98年 8月 Edit

ここ数ヶ月特に何もなかったので筆をとっていなかったが、今回は筆をとらざるを得ない状況となったので筆をとる。
ついに我が奥義「霞払い」が闘技場の有名闘士、エロ・ベルモンテに破られた。
既に聖騎士、イムタット・アルチェットに破られてはいるが、カラクリを理解して破った相手は初めてだ。
……一人見破ったということは次に見破る相手も当然出てくるだろう。これでは必殺足りえない。奥義とは呼べなくなってしまった。

更なる研鑽と研究が必要だな……ふふふ……。

部屋の隅の宝箱 Edit

……鍵が掛かっている


Last-modified: 2009-09-12 Sat 18:56:13 JST (5340d)