ジーク・ボーガン | ありのまま見れば日々を懸命に生きる善良な人間の戦士…咳き込む老人を見れば助ける若者、良く見る人間だ だがあの剣、あれは魔界、人間界に数振り存在する聖剣、魔剣に雰囲気が良く似ていた… あの若者…アレに選ばれたとすればいずれ一皮剥けるやも知れんな |
テール・タニグチ | 見た目は10に届くかというような狐狸の娘だが…その才は中々のものがある 何せ実際の齢は僅か二つでありながら冒険では他の冒険者に全く引けを取らぬのだからな 実に良い…如何なる種族であろうと才ある者が育つのを見るのは心躍るものだ |
ウラヌス・ブランパリア | 余と同じく異世界より渡ってきた魔族の若者だったとはな、数奇な出会いもあるものだ 将来兄の補佐をすべく自らを磨く為にこの世界へと渡ってきたそうだが…フフッさてどうなるかな それにしても珍しい資質を持つ者が多い世界よな、それともこの土地が特別なのか…? |
黒猫 | 死と近しい老体だからか魂喰らいが余の元にやってくるとはな、フフフ…愉快なものよ 己を弱者と称する者程信頼はならん…それはつまり生き残る術を持っている事に他ならぬ だがその狡猾さは何時まで保つかな…?好奇心は猫をも殺すという諺もあるからな |
パルフェ・ノーカラー | パン屋、か…余がまだ若き頃は食にも興味を見出し美食とされる物を多々口にしたが… パンとはそれ単体で楽しむ物、という印象は抱かなかった…この世界のパンは違うのか? それにしてもあの目…あの目は良い、隠し切れぬ悔恨を秘めた瞳… |
ムァン・サゲィ | 神獣をモンスターに類するとは神をも恐れぬとはこの事だな… 余もまさか神に類する者を同胞と呼ぶ事になろうとは想像もしておらなんだわ、まったく…何たる世界か いずれこの街の良さに気付く…そう言っていたが未だ驚きが勝るばかりよ |
エミリオ・カンパネッラ | 魔と人が交わる例は余も幾つか目にした事はあるが両親がそれぞれハーフだとはな… 夢魔は人と交わる魔族、半人半魔も珍しくは無かろうがこの例は余も耳にした事すら無い… 珍しさと興味を引くかは別だがどのような者に育つかは余も気になる所よ |
ヌエ・モノノケ | 複数の種が混ざり合ったかのような魔は東西変わりなく存在するものだが… そういった者は殆どが知性も獣と変わらぬ、だがあれは中々の知恵者のようだな しかし…干しておいた余の褌が風に飛ばされるとはな、物干し台の場所を変えねばなるまいて |
ルモクロア・トランジッタ | 生命創られし者が生命に携わる医者を勤めるか…これはまた異な組み合わせよ ああいった個を持つ者にはこれからも増えていって欲しい所だが… 人間は自然ばかりに目を向け創られし命を望まぬ嫌いがある、妨害されねば良いがな |
ディアマンテ・ルブルム | 堕ちし光の力を持つ魔族か…この世界らしい魔族と言えるかも知れぬな …神の宝石とされる金剛石が朱に染まり…その石に刻まれた言葉は永遠の生命か フッフッフ…実に皮肉の効いた名ではないか…魔族の名とはこう在らねばな |
ニベンス・マクトウィスプ | 獣から人に姿を変ずると言えば猫や狐などの捕食者側の動物ばかりと思っていたがまさか兎もとはな 常識に囚われていたが故に人から兎へ変ずるのかと思っていたわ…いや余も考えを改めねばな 兎が時を操る資質を持つ、か…童話の不思議の国に出てくる兎を思い起こすが… |
ポルナ・ルセス | こやつもまた獣人のようだな…人狼などとは違い魔種と呼ぶ程に闇に傾いている種族では無いようだが 人間から見れば些細な違いでしかないという事よ…まあ良い…余にとっては同胞には変わらぬのだからな 犬の獣人だけに責任感が強いようで常に苦労しているようだがさて… |
サヨコ・アマツミヤ? | 彼奴めは己をモンスターではないと言うが…成る程根拠があるという訳だ 東国の魔には鍛錬により魔力ではなく神に通ずる力を得る種が居るという、天狗もその一つだからな だが余からすれば東西関わらず魔は魔、モンスターも妖怪も然したる違いは無く思えるが、な… |
ワイバーン・ハダワイ | まだまだ若い…自然と悪戯をしてしまうようだな、これからもポルナには随分と苦労をかけさせるだろう それにしても飛べぬワイバーンが存在するとはな、まるで冗談のようだが人間に近しい姿になったのが原因か? だが飛べぬとも征服と疫病を司る竜種、その素質は人間を遥かに上回る筈…どれほどの者となるか |
ゾーヤ・オドナチェヴァ | 獣人でありながら完全なる不老不死、不老不死でありながら思考を持つ…そして… 之ほど複雑で奇妙な存在も珍しかろうな、何より彼奴めは哲学の命題に挑み続けるつもりのようだ さて…不滅の者の思考の行き着く先に熱的死があるのか…?答えはあるのか?それは余にも見透かせぬな |
レイミア・ラミア | 本人は気付いてはおらぬが秘めたる素質、素養は中々の物がある…裕福な出であるが故に祖に近いのやも知れん それにしても…奇妙な箱を身に着けているが…恐らくはアレは魔術に関わる品ではあるまい… 錬金術かまたは科学か…それも非常に高度な代物であろうな、何故ならば掌に収まる程小型だからだ |
モコナ・メルンツ | 魔に類する者というのは基本的には極端なものだ…生真面目すぎる者か自堕落すぎる者が多い モコナの場合は後者に入るようだが彼奴の場合は単に最近の若者なだけかも知れぬな… だが案外こういった者が大成するのかも知れん、血が飲めぬダンピールのような妙な者程、な |
風斗・サイダー | 絆の力…忌々しき力よ、人間とは本来集えば集う程に責任の所在を曖昧とし愚かな存在へと化していく… だが絆により纏められし者達は違う、他者の為に、未来の為に…そのような理由で実力以上の力を発揮する フフフ…恐ろしいものだな、余が恐れる力の一つがこの街にあるという事実が…! |
ホークアイ・カルサイト | カルサイト…かつてこの街にその姓を持つ二人の女魔王が居たという…その名はラピスラズリとシャルティナ 特に炎の魔術を得意とする強大な魔王達であったが今はその名も薄れ勢力も大分落としたと聞くが… そのカルサイトの姓を持つ幼き魔王が100年振りに現れるとはな…、さて如何程の素質を持つか |
ハスティル・アティエーク | その眼を闇へと向けし者…かつて数多見てきたものだ、神を憎悪したが故に、世界を憎悪したが故に… どの様な世界であろうとそうして憎悪せし者が出る、創りし神が世界にそう在れと定めたか見落としていたか… …どちらでも構わぬがそう出来てしまったのならば創り手は責を取らねばなるまいて…フフフ… |
アーニ・マケイヒオカ | 執着とはどの様なものでも生まれるものだ…それを求めるが当然と言うように、魂が欲するかのように だが多くの執着には理由が在る、その殆どは些細な始まりが故に忘却の彼方へと置き去るが… 心には鮮烈に刻まれ残っているものだ…ならばこの者は何を刻み髭を欲するのか… |
カイ・マイアー | 隠してはいるようだがその身に他の生物を融合させているようだな…その在り様は人間だが ハイラーグの出からして恐らくは錬金術によるものだが…まあ良かろう、今の所は余が詮索したとて意味は無し それにしてもこやつめ、ハロウィンで余に悪戯か菓子かと迫るとは、勇気の在る若人よな…フフフ |
"肉食系の"ショーテル? | 人の王で在るが故に魔の王にすら王としての在り様を問う、その向上心は見上げたものだがな… なればこそ己が歩もうとしている道がどれだけ困難であり矛盾に満ちたものか理解していように それでも尚と歩むのか…それは愚者に過ぎよう、賢者にも過ぎよう…正しく人だ、ならば辿り着くか…? |
メイクレア・スノゥリップ | 高い資質を持てどもその能力をそのままに活かそうとはせぬ…退廃的な魔なれば良く在る事だ… それは三大欲求と密接に関わるサキュバスであってもだ、メイクレアもまたサキュバスとしての単純な作業を嫌う様だが そこでただ怠惰に生きるのではなく新たな方法を模索する辺りは魔で在りながら珍しき性質と言えよう |
フムリー・ナルホロリー? | 伝説的なまでに磨き抜かれた強力な力を持ちながらそれをおくびにも出さず…昼行灯を振る舞うその様 人の世に生きる善なる英傑には多く見られるものだ…ヒトは優れし者を恐れ排除せんと迫害するからな… しかしあまりに違和感無く…時にあの者を見ているかのような錯覚を覚える、まさか演技ではないのか? |
トポリノ・モウセ | ラットマン…またの名をスケイブン、異界の一つにその名を持つ種族が居たが…トポリノも同じくする者か だが本来スケイブンは徒党を組み行動をする筈だが…彼奴は単独で行動をしているようだな まぁ…この街に集う魔は多かれ少なかれ変わり者が多い、余も同じく、な… |
木之下・瑞祥 | …力を封じられてはいるが本来は中々の力を持つ龍の様だな、それも暴龍…災害と成りし程の その様な力を持ちながら仏の教えに従い生きるとは…何とも酔狂な生き方よな、封印を破れぬ訳でもあるまいに だが龍の寿命は永い…さてその内に道のままに龍神と成るか道を違え魔龍と成るか…フッフッフ |
ヴェール・シャルトリューズ | ヒトは複数居れば其処に在りしモノをこれは正しきモノなのだ、いやさ悪徳の象徴だと語る…同じモノを見ている筈がだ 酒もまた随分とそうして語られてきたモノの一つだな…余達魔族からすれば酩酊と快楽の象徴に過ぎぬというに いや…だからこそ禁忌とされし蜜の味を求めるか、悪徳が故の極上の美酒の味を、彼奴もまた、な… |
アトリア・ベールト | 力在る種はヒトの繁栄と共に滅び行くものだ…まるで力の総量が在るかの如く、それは不滅の命持つ龍種さえも だがこの世界ではヒトが是程の繁栄を見せて尚多くの上位種が存在している、アトリア・ベールトもその一人だ… それを何故かと問えば彼奴はこう返した…この世界は他の世界よりも愉しいからだ、とな…面白い |
クラリッツ・ドラドラドラウディエ | 古来より夢魔、淫魔と人の関わりは深い、それは生物の根幹たる三大欲求さえも過ぎれば悪徳と定めるが故に… ンッフッフ…皮肉とは思わぬか?欲求を抑え付ける人の象徴たる理性こそが悪を、魔を生み出したという事だ… この者もまた性欲のままに在るようだが…やはりこの街の者だな、破滅させるのではなく共存を望む本質のようだ |
キキ・フォリアンズ | 古来よりその身を混沌へと変えようとする者は多い…世界を知る為、全能を得る為…それらが禁忌とされていようとも 事実この街にもそうした試みの片鱗を感じさせる者は居る、数多の生物を掛け合わせ続け遺伝子の坩堝と化し始めた者がな… さて…彼奴めは如何なる理由でその身に混沌を宿すのか?フッフフ…その業、どの様な結末となるか楽しみだ |
モミ・トムラ | 全く以てこの街は禁忌を恐れぬものだな…この者もまたその身に数多の存在を宿し…それを一として己を成り立たせている そう…まるで色も形もそれぞれのパズルを組み立てる様に…その為か高い資質を持ちながらも生かせておらぬ だが真に望むのならばその混沌は応えよう…さてこれからどう生きる?人にも魔にも神にもなれるその身でな… |
デッドディグス | 死に対する感情…それは喜であれ悲であれ生命持つ者なれば須らく持つものだ…生きるという事は死に行く事に他ならぬのだから 故に古来より人は死を身近なモノとしソレに姿を与えた…神として、悪魔として、怪物として、な…その内には吸血鬼も含まれる デッドディグスは正しくその一人…吸血鬼としてこの世に化現したがあの姿…人の死に対する想念も随分と変わったと見える… |
フラン・フララ | ゾンビとはな…懐かしいものだ、その発生理由は万別なれど根本は同じだ…穢れによって死を穢された者が死人と成る 穢れとは例えば毒、例えばウィルス、例えば人間共の負の感情、例えば魔族による瘴気…故に魔族に敗れた者の末路に多い …やれ余とした事がな、かつて魔王軍による蹂躙で随分と人間共を死人に変えた事を思い出しつい笑みが浮かんでしまったわ |
小夜子・禍津宮? | 夜が廻り廻る様に滅びの後黄泉帰る事は魔の常なれど…それはあくまで己であるという証左が在る上での黄泉帰りだ だがその証左が無い時その生命は何と呼ぶのか…成る程若き魔らしい悩みでは在る、定義によってそれは何とも言えよう 存分に悩む事だ…答えとは己が無限の可能性を一つに定める事に他ならぬ、それは己を持つ者だけが許される事なのだからな |
トキア・レッドブラッド | 我等が集いて30年…魔にとっては短き時であれ多くは滅ぶか去って行った…そして今再び魔が集うとはな この者…かつて数多の異界から知識を得ていた時に同種を見た事がある、確かアレは滅び行く種の… この世界に於いてもまた滅び行く種であるかは知る所に無し、だが滅びに近き老いた者としては奇妙な縁を感ずるわ… |
レイブンス | |
アーシュラ・プラトン | 魔の理屈をその身に宿さぬという神の祝福を受けし身でありながら魔を求め人の時さえも捨て去るその姿 我ら魔そのものからすれば何とも愛しき姿ではないか…それは神にとってもかも知れぬがな このままに人の欲が尽きぬのならばいずれ人は全ての魔を飲み込み己が物とするだろう…人としてな |
ベヘモト・ウィオラ | 不死が神に約束されし祝福ならば不滅は悪に約束されし祝福、けしてこの世から消える事は無し 魔神と呼ばれし程の悪…かつて西方の戦争にて人間共に甚大な被害を齎した者の一柱であるこの者もそれは例外ではない フフフ…果たして黄泉がえりし今何を望むのか、しかしウィオラ…すみれ色とはな、青が居る、という事か… |
クーガー・ザザナイア | さて如何なる種を例えとするべきか、毛皮のある種、肌が緑色の種、灰色の種、筋肉質な種、肥満体な種… そう言える程オークという種も現在では多様な種族となった、だがその殆どには共通した部分がある 人よりも醜く、粗野で、そして極めて力強い…といったものだ、しかし彼奴はそういったオークともまた違うようだな |
シェイ・エークォ? | クォーターオークのエルフか…オークに対して極めて強い執着を見せるエルフ族が居るとは聞くが 本来オークとエルフは相容れぬ事が多い、エルフが闇の力に歪められた事でオークとなった種族も在るからだ そして穢れた同族を、穢れぬ同族を憎む…なればこそ面白い…かつて分かたれた種が一つに戻る時どのような道を歩むのか |
リヒター・スティナ | 人の業も遂にここ迄辿り着いたか…人の技術によって生み出されしヒトと獣人の子供、さてそれを何と呼ぶ? 天を眺めていた人が遂に地を眺めたのだ、神をも恐れぬとは正しくこの事よ…人はこうでなくてはならん やはりこの世界は数多の可能性を見せてくれる、我が乾いた好奇心もまた潤うというものだ… |
サヨリ・トムラ | この親にしてこの子あり、その逆もまた然り…子を見ればどの様な親かを察する事は出来る その点ではモミ・トムラとサヨリ・トムラは実に分かり易いと言えよう、能力という点ではその限りではないが だがそれは彼奴が常人だという意味ではない、アレに与する水の力は凡そ人が持つには過ぎた物のようだからな |
ジャック・マルクール | 奈落の王…多元宇宙であるドミニアに於いてあの世界渡りし竜ニコル・ボーラスにも匹敵する力を持つ魔王 まさかその魔王がこの世界にて女と成り果て子を成していたとはな、これもまた奇妙な話よ…故に面白い その子が一人、魔王を目指すと豪語するがさて何処までやれるのか…一つ見定めてみるとしよう |
アルル・アムルタート | 人も神も世界も区別無く罪を犯せば魔を生み出す…その象徴たる者の一柱がこのアルラウネであろうな 盗みを働いた者の体液が地に落ちる事でこの種は生まれた、金に纏わる罪を元とするからか貨幣を増やす力もあると聞く 感傷か…かつてを思い出す、余もまた神の犯した罪によって魔となったその日を |
月華・フィズ | 定命の者が不老不死、永遠の存在に憧れるのはどれほど世界を渡ろうとも変わらぬ光景よな 道士とはその名の通りに不滅の象徴たる道へと至るべく修行を続ける者の事だ、極めし者を仙人と呼ぶ 己を律し天地一体と成す…人間らしい甘き考えだ、天地など己の欲のままに従えてしまえば良い |
インフィニア・ヴァルヴォヴィム | |
ポン仮面 | 正義の味方か…何時の世も現れる愚かな者共だ、力と意思を持ちながらもそれを己の為に振るわぬ 常に力を以って圧する者と戦い弱者にとってあるべき世界を保とうとする、だが正義とは1つではない いずれは壁に当たるやも知れぬな…それだけ異種族の壁という物は厚い、人と魔族の様に |
怪獣軍団 | 怪獣と呼ばれる存在はその殆どが凶暴で目に付くモノ、特に文明を破壊する事を好む者が多い その力は強大であり人の及ぶ所ではなく…故に光の巨人と呼ばれる神の如き者達がその力を以って倒す それが余の知る怪獣の姿だがこの者らはその枠からは外れた…所謂通常の生物に属さぬが故の「怪」獣の様だな |
グラナーテ・クックム | 赤きガーネット、勝利と情熱を司る宝石の名は記憶の大半を失おうともかつての己を示すか それとも真紅の榴弾か…どちらであろうともそこに在るのは闘争よ、彼奴の司りし権能を色濃く残す名だ さて…今は大半を内なる者達に抑えられているがこれからどうなるか、実に見ものと言えような |