《 叙 事 詩 》
─── Epic poetry ───
─大爛帝国─
ID:485956
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年齢:15
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その他:ステータス/戦歴Edit
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お名前:
  • 黄金暦223年 2月 虎塞にて
    (粛清の為の遠征の還り、軍を率いて立ち寄った街)
    (軍勢を遙か方向の駐屯地に起き、大山羊……黒咲を駆って山中に一息つきにきたところ)
    ……虎か。この地には多いと聞いていたが……
    (巨大な虎と対峙している、6つ目の仮面の人物) -- 宗爛 2012-07-16 (月) 23:18:20
    • 兄者? 兄者ではありませぬか!(のっしのっしと王者の威風をまとって近づくもうひとつの巨体)
      (その背に揺られ揺られる少女が花の咲く様な笑みをこぼした)虫採りならばこの先の沢へ行かれませ 何でも夕闇の降りる頃、世にも珍しい蝶が現れるとか―― -- 喬爛 2012-07-16 (月) 23:40:56
      • いや、少し遠征の帰りに立ち寄っただけだ。喬爛
        (そういって、仮面を外せば、この男には珍しく険の無い微笑を返す)
        (目前な巨大な虎にも臆することなく近寄り、軽く微笑み返して頭を撫でれば、虎も途端に大人しくなる)
        お前ときたら総督府に顔を出しても見つかりもしない。ここにくれば会えるのではないかと少し思っていたのだ -- 宗爛 2012-07-16 (月) 23:54:59
      • さすがは兄者、この者らとの付き合い方をよく存じておいでのご様子(虎の大欠伸にくすくすと笑い)
        なるほど、よいお心がけです 海越え山越えかけつけてこの喬爛を安堵させて下さいませ
        (こほん、と咳払いして辺りを見回してから虎の背に伸び)――まったく、従者も連れておられぬとは兄者らしい 皆置いてきてしまったのだな
        私も一人の方が好きだ いずれ六稜に参上した暁の手土産にと獲っておいた毒虫十二種、みな世に現れぬ当地の固有種ばかりなのだが
        手はずが済んでいてよかった…それとも、すでに存じておられたのやも -- 喬爛 2012-07-17 (火) 01:17:02
      • 人の世は息が詰まる……いまや俺の心が休まるのはこうして獣と触れている間だけだ
        それは初耳だ。あとで喜んで頂くとしよう。毒の研究は薬の研究に繋がる。実を結べば、多くの民を救う術となるだろう。いつもすまないな、喬爛
        (虎を撫でながら、黒山羊を傍らに止まらせてそう笑う)
        さて、しかし、今日お前に会いに来たのはただ世話話をしたいだけで来たわけではない
        ……飢饉と、それに纏わる粛清の話はすでに聞き及んでいるな? -- 宗爛 2012-07-17 (火) 01:32:44
      • (こくん、とうなずいて)…いつも何かに怯えておられた様な あまりお優しい方ではなかったが兄者は兄者だ いなくなれば世が寂しくなる
        世の乱れとは政道の乱れにあらず! 名もなき民草が食うに困ることそれそのものだ(おなかの毛をもふる)いよいよ始まったのだな
        いや、父君が始められたのだ 私も兄者も無関係ではいられまい きっと巻き込まれるのだ、父の戦いに
        兄者も存じておられよう? 我らが敵の名を(黒山羊の背中に手をのばし、身軽に乗り移って)…姿かたちなきその者の名を -- 喬爛 2012-07-17 (火) 01:48:59
      • (他の者が乗れば暴れる黒咲も、この快活な妹相手には嘶き一つあげはしない。昔からそうだ)
        さぁな、俺には先見の力は無い。ただ、一ついえることがあるとすれば……
        このままでは我々の民の多くが死ぬということだ
        喬爛、今日お前に頼みに来たのはそれを未然に防ぐためだ
        以前より持っていた交易路を、どうにか切り開いてもう少し数を増やして欲しい
        我が六稜の地と虎塞の交易の頻度を増やし、流通を改善することで互いの力を維持していきたいのだ
        帝国は幸いにも豊かだ。いかに飢饉といえど、金さえあれば餓えずに済むことはできる
        そのときのために、互いに蓄えを増やすための仕組みを、今作り上げておきたいのだ……
        ……まぁ、返事はあとで書状でも構わない。即答しかねる事だろうしな
        (そういって宗爛が踵をかえせば、黒咲が喬爛を丁寧に地面に降ろして、主の傍へと近寄っていく)
        いい返事を期待している。長々とすまなかったな
        (そういって、胎違いの兄は山中へと再び消えていった) -- 宗爛 2012-07-17 (火) 02:06:32
      • 民ばかりで済むものか 左様に手ぬるい敵であればよいのだがな だがさすがは兄者! よいことを思いつくものだな…
        相わかった!(即答)他ならぬ兄者の頼みだ 必要とあらば道中警護の者らを置こう 六稜の荷からは税の取立てを無くしてもよい
        ありったけ無理難題を並べ立てればよいのだ 私の役目は「決める」こと よきに計らえ、と一言言えばそれで終わりなのだからな
        また会おう兄者 それまで達者でおられるがよい(見送るように虎の咆哮が山野に轟き、霞の彼方へ吸い込まれていった) -- 喬爛 2012-07-17 (火) 21:50:25

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西方白虎

          ▼  略伝  ▼           

大爛帝国第91皇女 <喬爛>
人呼んで<虎人公主>、虎の姫さまだ 実の名よりもこちらの方がずっと通りがいい
狩猟を愛するあまり、鳥も通わぬ陸の孤島<虎塞>に封じられた武断の帝姫である
峻険の地ゆえに破格の食邑三千戸を領し、正規軍のほか敬虔な地教徒からなる虎豹騎を統べている

体躯に似合わぬ強弓と騎射の技に長じ、心躍り昂ぶると体長10mはありそうな白銀の化物虎に変じる
剛爪の一薙ぎが戦列を砕き、硬質の獣毛は刃を通さず、咆哮一つで戦場を狩場に変える そういう生き物だ
「虎塞」の由来とされる虎の怪異を滅ぼして以来、公主の身に降りかかった呪いである

     

九白紋章

          ▼  経歴  ▼           

公主には政治がわからぬ 世にも稀なる歌声で主上を慰めた母はすでに亡く、後ろ盾と呼べるものもない
親の愛など知らずに育ち、冷めた目をする子供になった その裏返しで兄たちにはよく懐き、男まさりに育っていった

経書の教えより弓馬の道を愛し、やがてひとかどの巧者となった 世に聞こえた名人を招いては教えを乞うたのだ
そんな行状を知ってか知らずか、あるとき印綬が下賜された 封地の名は虎塞、聞けば虎たちの住まう秘境だという
そして公主は最果ての地へと旅立った 魑魅魍魎の巣食う都を捨て、ついに二度と帰らなかったそうな

政務を嫌う反面、優れた人物眼を備え、微官の賢人に礼を尽くして登用し、裁量権を与え間接統治を布いている
良きも悪しきも伸びるに任せた結果、虎塞の地にはおおらかな気風が育ち、開かれた土地に変わりつつある

     

虎塞近影

          ▼  虎塞  ▼           

帝都爛京より遥か南西にそびえる深山幽谷の地
<最後の神仙境>と謳われ、山水画の世界に良質の生薬を産する天上楽土である

つい数年前までは山間に点在する集落と申し訳程度の政庁があるばかりの辺境領であった
南方交易路が途絶えて文化の流入が止まり、永らく王化の及ばぬ未開の蕃地と成り果てていたのだ

今日では生薬の宝庫として知られ、爛国でも有数の取引市場が日々莫大な富を生み出している
大陸全土で大昔に姿を消した動植物が商業ルートに乗り、その一部が同じ重さの金と等価で取引されるのだ
なお虎塞に存するあらゆる草花、禽獣、奇木奇石は公主の私物ゆえ密猟はご法度である

公主の寄進で広壮な地教寺院が建立され、爛方医学校が開かれるなど伝統的な爛方の再興に力を入れ、
豊富な降雨量や数多の水源地、高低差の激しい独特の地形を活かし、近年では高山茶の栽培も始まっている
どれもこれも王道楽土の理想に燃える官僚たちの仕業である

霧深い密林には獰猛な禽獣や毒蛇、奇怪な風土病がひしめいており、地名の示すとおり虎たちの楽園である

次回予告 Edit

告知


          時は黄金暦227年 末────

          幕引きに意味はなく、幕開けに意味はない。

          それに至る過程に意味があり、それに至る結末は結果でしかない。

          今の結末は次の過程の為に。

          歴史は繰り返す。

          人類は何も学ばない。

 

歴史秘話ヒストリア(例のBGM) Edit

お名前:
  • 山岳のキョウ・ラン ID:485632
    ──黄金暦223年 6月、鉱脈捜索依頼にて死亡── -- 2012-07-22 (日) 01:18:51
    • ぐえー! -- 名簿/485632 2012-07-22 (日) 01:19:01
      • (ご領主の動向が気になる狼) -- 2012-07-22 (日) 01:21:56
      • 足の速い虎豹騎連れて威力偵察&ゾルドヴァの会戦に参加しておるよ 敵陣が崩れてきた頃合に輝けるかも?
        あと虎塞ではお留守番チームが兵站つくってヒト・モノ・カネをじゃんじゃか西に送ってるなう -- 名簿/485632 2012-07-22 (日) 01:30:59
      • (ほっ…絶命ではないようで安心…と思う西側亡命しそうな狼でした) -- 2012-07-22 (日) 01:45:08
      • 冒険=狩りだからちょっと怪我したぐらいよ いますぐ間者にお誘いなさる(路銀と連絡先を渡す情報畑のえろいひと) -- 名簿/485632 2012-07-22 (日) 01:54:09
      • やっほー喬爛っていま前線いるかなー? -- 宗爛 2012-08-07 (火) 10:22:55
    • 企画終了には間に合いませんでしたが、完成したのでご報告ですー ※音が出るFLASHです
      あとこれ…差し入れです つ[マタタビ] -- 記者 2012-09-30 (日) 08:32:05

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Last-modified: 2012-07-24 Tue 01:31:33 JST (4288d)